ビットコインの指値注文とは？初心者でも失敗しない買い方と具体例を徹底解説

資産運用、投資信託、NISA

2025.06.13

仮想通貨取引を始めたばかりの方にとって、「指値注文（さしねちゅうもん）」は少し難しく感じるかもしれません。しかし、正しく理解すれば価格をコントロールしながら効率的にビットコインを購入できる便利な方法です。この記事では、初心者向けに指値注文の仕組みや具体的な設定方法、注意点などを丁寧に解説します。

指値注文とは？成行注文との違い

指値注文とは、自分で「買いたい価格」または「売りたい価格」を指定して注文を出す方法です。例えば「ビットコインが700万円まで下がったら買いたい」といった場合に利用されます。

一方、成行注文はその時点での市場価格で即座に約定する注文方法です。スピード重視ですが、価格が変動しやすく、想定より高く買ってしまうリスクもあります。

現在のビットコイン価格が720万円だとします。あなたは「700万円になったら1BTC購入したい」と考えている場合、以下のように設定します。

この注文は、価格が700万円まで下がった時点で初めて成立（約定）します。それまでは保留状態となります。

メリット：希望する価格で取引できるため、無駄な高値掴みを避けられます。また、事前に戦略を立てて自動的に注文できるため、常にチャートを見る必要がありません。

デメリット：指定価格に届かない場合、いつまで経っても約定しない可能性があります。また、市場が急騰したときに買いそびれることもあります。

多くの日本の仮想通貨取引所（bitFlyer、Coincheck、GMOコイン、bitbankなど）では、アプリやウェブで簡単に指値注文が可能です。たとえばbitbankでは「注文タイプを『指値』にし、価格と数量を入力して注文ボタンを押す」だけです。

取引画面には「注文価格」と「注文数量」を入力する欄があるため、希望する価格と購入量を入れるだけで完了します。

指値注文を出す際は、現在の市場価格との乖離に注意しましょう。あまりに安すぎる価格で指値を設定すると、約定せずに機会を逃す可能性があります。

また、仮想通貨市場は変動が激しいため、指値注文を出したまま放置するのではなく、定期的に相場を確認しながら価格調整を行うことが大切です。

指値注文は、自分の希望価格でビットコインを購入したい人にとって非常に有効な方法です。成行注文よりもリスクを抑えた取引が可能となり、相場に慣れていない初心者にもおすすめできます。

はじめは少額から練習することで、注文の流れや価格の動きに慣れていきましょう。戦略的な指値注文を活用して、賢く仮想通貨取引を始めてみてください。

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