初心者でも安心！NISA（ニーサ）をやさしく解説｜はじめての投資の第一歩

資産運用、投資信託、NISA

2025.08.06

これから資産運用を始めたい方にとって「NISA（ニーサ）」という言葉は頻繁に耳にするでしょう。しかし、仕組みが難しそう、リスクが怖そう…と不安になるのも当然です。この記事では、そんなNISAの基本をわかりやすく丁寧に解説します。

NISAとは？税金がかからないお得な制度

NISAとは、「少額投資非課税制度」のことで、投資で得た利益に対して税金がかからない特別な制度です。通常、株や投資信託で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資した場合、その税金がゼロになります。

2024年からは制度が大きく変更され、「新NISA」と呼ばれる形になり、より使いやすく、非課税枠も大きくなりました。

新NISAは、以下の2つの枠に分かれています。

これらは併用でき、生涯で最大1,800万円まで非課税で投資が可能となっています。

NISAは、少額から始められて税金もかからないため、投資初心者にとってとても入りやすい制度です。さらに、つみたて投資枠は金融庁が選定した厳選された投資信託しか選べないので、ぼったくり商品に騙されるリスクも低くなっています。

また、毎月一定額を積み立てるスタイルなので、「買うタイミングがわからない」という不安も解消されます。

非課税とはいえ、NISAで投資した資産が元本割れする可能性はゼロではありません。また、一度使った非課税枠は翌年に持ち越せないことや、損失が出ても他の口座と損益通算できない点も注意が必要です。

ただし、長期的な視点でコツコツ積み立てることで、リスクを分散しながら資産形成を目指すことが可能です。

たとえば、30代の会社員Aさんは、毎月3万円をつみたて投資枠でインデックスファンドに投資し、年間36万円の非課税投資を行っています。これを10年間続けた結果、約400万円ほどの資産が形成され、約80万円の利益が非課税になりました。

これは通常であれば約16万円の税金がかかるところ、NISAのおかげで全額が手元に残ったことになります。

NISAは、「投資＝怖い」というイメージを払拭する、初心者に優しい制度です。税金の優遇があるだけでなく、毎月少額から始められ、金融庁の選定による安心感もあるため、最初の一歩として最適です。

不安を感じたときは、制度を正しく知ることが最善の解決策です。一歩ずつ理解を深めながら、将来の資産形成に向けて安心してスタートを切ってみましょう。

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