PCとiPadの両方でTradingView(トレーディングビュー)を活用しているトレーダーにとって、レイアウトの同期や表示されるタブの挙動に違いが出ると、非常に戸惑うものです。特に、エントリー用と監視用でレイアウトを分けて運用している方にとって、iPadに突然別のレイアウトが表示されるようになってしまった場合、元に戻す方法を理解しておくことは非常に重要です。
TradingViewの「レイアウト」機能とは
TradingViewでは、複数のレイアウト(タブ)を作成して保存することができます。これは、「エントリー用」「監視用」「分析用」など、用途別にチャートの配置やインジケーターを切り替えるのに便利な機能です。
通常は、最後に使用していたレイアウトがデバイスごとに記憶されますが、ログイン状況や設定変更により、意図しないレイアウトが表示されることがあります。
iPadでエントリー用レイアウトを表示させる方法
iPadで特定のレイアウト(例えばエントリー用)を表示するには、以下の操作を行ってください。
- iPadのTradingViewアプリを開く
- 画面右下の「…」メニュー(もしくはメインメニュー)をタップ
- 「チャートレイアウトを開く」を選択
- 該当のエントリー用レイアウト名をタップして読み込む
この設定を行えば、次回以降は同じレイアウトが表示されるはずですが、ログアウトやアップデート後は再選択が必要な場合もあります。
レイアウトが自動で切り替わる原因とは?
TradingViewの仕様上、複数のデバイスで同時にログインしていると、最後に使用したデバイスの状態が他のデバイスに反映されることがあります。
たとえば、PCで「監視用レイアウト」を表示して終了すると、iPadで次に開いた際にそのレイアウトが表示される場合があります。
また、ブラウザ版とアプリ版で挙動が異なることもあり、モバイルアプリ版では前回のレイアウトを必ず保持するわけではないという点にも注意が必要です。
デバイス間で同期を意識した運用方法
レイアウトの混乱を避けるためには、次のような工夫が効果的です。
- 使用後は必ず目的のレイアウトを表示したままアプリを終了する
- 重要なレイアウトは定期的にバックアップとしてコピー保存する
- デバイスごとに利用するレイアウトを明確に分ける(名前に「iPad用」「PC用」などを入れる)
また、ログインは同時に1台に限定することで、デバイス間のレイアウト干渉を最小限に抑えることもできます。
レイアウト復元がうまくいかない場合の対処
万が一、目的のレイアウトが開けない、一覧に表示されないといった場合には以下の手順を試してみてください。
- 一度アプリをログアウトし、再度ログインしてみる
- ブラウザ版(PCなど)でレイアウトが保存されているか確認
- レイアウト一覧に「最近使用したもの」ではなく「すべて」を表示する
それでも解決しない場合は、TradingView公式サポートにレイアウトの復元リクエストを行うことが可能です。
まとめ:デバイス間でのレイアウト管理のコツ
TradingViewは柔軟な分析ツールですが、複数デバイスで使う際にはレイアウトの動作に注意が必要です。iPadで希望のタブを確実に表示させたい場合には、「チャートレイアウトの明示的な選択」と「デバイス間の使い分け」がポイントです。
日々のトレード環境を快適に保つために、定期的な設定の見直しとレイアウトの整理を習慣にしておくと安心です。

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