老後の生活費や資産形成を考える際に、どのくらいの金額を投資に回すべきか、また必要な老後資産がどれくらいかを計算することは非常に重要です。この記事では、資産の種類や金額を基に投資配分を検討し、老後資産の目標額について解説します。
1. どのくらい投資に回すべきか?
まず、あなたの現在の資産を見てみましょう。夫婦共有の資産1000万円、個人資産が旦那さん1200万円、あなた600万円ということです。この合計で2800万円となります。ここから、生活費に必要な額を除いた資産を投資に回すと良いでしょう。
例えば、年間生活費が300万円の場合、これを差し引いた2500万円程度が投資対象となります。リスクを取る部分は慎重に考え、あくまで余剰資産での投資を推奨します。投資額の50%~70%を株式や債券、金などに回し、残りを安全性の高い資産(例えば、預金や定期預金)として保持しておくのが一般的です。
2. 5000万円の老後資産は安全か?
老後資産の目標として5000万円を掲げていますが、これは夫婦2人の生活において十分な金額となる可能性が高いです。ただし、老後の生活費をどう設定するかによって必要な金額は変動します。例えば、毎月の生活費が30万円程度の場合、年間で360万円となり、老後30年で必要な金額は約1億8000万円となります。
そのため、5000万円はあくまで「安定した老後」を送るためには少し心もとない可能性があることを念頭に置き、投資によるリターンも含めて、計画的に資産を積み立てていく必要があります。
3. 投資に回す資産の配分
投資の配分を考える上で重要なのは、リスクとリターンのバランスです。例えば、リスクを取れる場合は、株式(国内外)の割合を高めに設定することが考えられます。投資信託やETFを利用することで、分散投資が可能となり、リスク管理をしやすくなります。
一方、リスクを抑えたい場合は、債券や金(ゴールド)、不動産などの安定した資産を増やす方法があります。特に金は、インフレ対策としても有効です。ポートフォリオ全体で、60%程度を株式に、30%を債券、不動産、金で分散することが良いバランスとなるでしょう。
4. 定期的な投資と再投資の重要性
一度の大きな投資よりも、定期的に少額を積み立てていくことが重要です。毎月一定額を積み立てることで、市場の上下に左右されにくい「ドル・コスト平均法」の効果を享受できます。特に積み立て投資や積立NISAを活用することで、税制面でも有利になる場合があります。
また、得られた利益を再投資することで、複利効果を最大化できます。初めは少額でも、時間をかけて資産が増えていくため、再投資の意識を持って行動することが大切です。
5. まとめ:計画的に資産形成を行う
老後資産として5000万円を目指すのは良い目標ですが、生活費の見積もりや今後のリスクを考慮することが重要です。投資配分を慎重に決定し、定期的な投資や再投資を行うことで、目標に近づくことができます。
また、税制面のアドバイスや投資戦略に関して不安がある場合は、ファイナンシャルプランナーや税理士に相談して、より効果的な方法を見つけることもおすすめします。

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