エヌビディア株を短期で買って損失…放置しても大丈夫?売却タイミングと投資判断の考え方

株式

AI関連銘柄として注目されるエヌビディア(NVIDIA)は、短期間での値動きが大きいことで知られています。「買ったその日に4%下落した」というような経験をした投資家も少なくありません。この記事では、エヌビディア株の特徴と、今後の保有判断、そして日本株との投資比較について詳しく解説します。

エヌビディアはなぜ値動きが激しいのか

エヌビディアは半導体・GPU分野で世界をリードする企業であり、AI・自動運転・ゲーム・データセンターなど広範な分野で需要があります。しかし、その成長期待が大きいため、市場の期待や決算内容に敏感に反応し、数%単位で株価が上下することが日常的です。

たとえば、2024年に発表された好決算の翌日には10%以上の上昇を見せた一方で、米金利上昇や中国規制リスクなどが出ると数日で5%以上下げる局面もありました。

短期の下落で慌てない、放置はアリ?

1日で4%下落したからといって焦って売却するのは得策ではないケースが多いです。特に長期的な成長が期待されている銘柄の場合、一時的な調整は避けられません。

過去のデータでは、エヌビディアは数ヶ月単位で30%以上の下落を経験しても、その後数倍に回復・上昇したことがあります。放置するかどうかは、あなたがどのくらいの期間保有するつもりか、そしてその間の下落リスクを許容できるかによります。

「プラス域に戻ったら売る」は良い判断?

損失を回避しようと「とりあえずプラスになったら売る」と考える人は多いですが、これは「損小利小」の典型的な例です。短期で上昇してもすぐ売ってしまえば、エヌビディアのような成長株の大きなリターンを得ることは難しくなります。

投資の基本は「安く買って、高く売る」ですが、その「高く売る」タイミングは、成長の見通しが崩れたときや目標のリターンを達成したときに設定するのが理想です。

日本株との比較と分散の重要性

「エヌビディアを売って日本株に集中したい」という考えも一理ありますが、地域や業種の分散を持つことは、リスク管理の観点から極めて重要です。

たとえば、米国のハイテク株が軟調でも、日本のインバウンド関連や製造業が好調でポートフォリオ全体の損失を抑えることが可能です。NVIDIAのような米国成長株と、安定配当が期待できる日本株の組み合わせは、バランスの取れた戦略です。

実際にあった個人投資家の例

2023年にエヌビディア株を1株400ドルで購入したAさんは、購入翌日に5%下落。しかし数ヶ月放置していたところ、その後のAIブームで株価が倍以上に。途中で何度も売ろうか迷ったものの、企業の成長性を信じて保有を続け、最終的には大きな利益を得られました。

一方、Bさんは同時期に購入し、わずか1週間で1%プラスになった時点で売却。数十ドルの利益にはなったものの、その後の上昇に乗れず「もったいない」と感じたそうです。

まとめ:感情で判断せず、目的を明確に

エヌビディアのような成長株は値動きが激しく、買ってすぐに下落することもあります。しかし、将来性や投資期間をしっかり考えたうえで保有判断をすることが大切です。「いつまでに、どのくらいの利益を目指すか」「下落したときはどう対応するか」といった自分なりのルールを持つことで、感情に流されずに冷静な投資ができます。

日本株に絞るのも一つの方法ですが、分散や成長性を考慮した上で資産配分を行うと、より安定的な資産形成につながります。

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