投資歴2〜3年の初心者は何に投資している?銘柄・金額・含み益のリアル事例を紹介

資産運用、投資信託、NISA

これから投資を始めようと考えている人にとって、「実際に投資を始めた人たちは、どんな商品にどれくらい投資して、どんな成果を得ているのか?」は非常に気になるポイントです。今回は、投資歴2〜3年の個人投資家がどんな投資をしているのか、リアルな傾向と実例をもとに解説します。

初心者に人気の投資先は「つみたてNISA」と「米国株」

まず多くの投資初心者が取り組んでいるのが、つみたてNISAを活用したインデックス投資です。eMAXIS Slimシリーズ(S&P500、全世界株式)など低コストで分散投資ができるファンドが特に人気です。

また、2020年代に入ってからの米国株人気も高く、Apple、Microsoft、VTI、VOOといったETFや大型個別株に挑戦しているケースも多数見られます。為替や金利の動向に注意しつつ、成長性に期待をかけた投資が特徴です。

投資額の目安とポートフォリオ例

投資歴2〜3年の人の多くは、毎月3〜5万円の積立を行い、ボーナス時に追加投資をするスタイルです。年間の投資額は40〜100万円程度で、ポートフォリオもシンプルな構成が一般的です。

例1:20代会社員Aさん:つみたてNISAで月33,333円をS&P500に投資。開始から2年で運用額約80万円、含み益は+25%(+20万円)。
例2:30代会社員Bさん:投資信託+米国ETF(VOO)で合計年間100万円投資。3年目で含み益+15%(+15万円)程度。為替変動も考慮して一部を円建て国内株にシフト中。

個別株に挑戦する投資家の傾向

投資歴2〜3年になると、慣れてきた投資家の中には、国内の個別株にチャレンジする人も増えてきます。人気のセクターは、高配当株(JT、三菱商事など)や成長期待株(リクルートHD、ベイカレントなど)です。

個別株投資を行う場合、10万円〜50万円程度から始め、保有銘柄は3〜5社程度に絞る人が多いです。含み益は銘柄ごとに差が大きく、プラス30%の成功例もあれば、逆にマイナス10%前後の銘柄も混在する傾向があります。

含み益の平均は?意外と堅実な成績が多数

投資歴2〜3年というと、相場の上昇局面と下落局面の両方を経験しているタイミングです。そのため、平均的な含み益は+10〜+25%程度が多く、「思ったより増えた」という声もあれば、「変動が怖くて現金比率を高めている」という人もいます。

リスクを抑えた長期積立投資を行っている層では、含み損を抱えるケースは比較的少なく、毎月の投資を淡々と継続しているのが成功の鍵になっています。

ビギナーが気をつけていることとは?

投資を始めて2〜3年の層がよく挙げる注意点として、「一度に大金を投じない」「SNSや噂に振り回されない」「分散投資を意識する」といった声が多く聞かれます。最初に痛い目を見た経験があることで、学びが活きていることが分かります。

また、暴落局面での狼狽売りを防ぐために、自動積立の仕組みを活用して感情に左右されにくくしているケースも増えています。

まとめ:2〜3年目の投資は“経験を積む期間”

投資歴2〜3年の個人投資家は、つみたてNISAや米国ETFを中心に堅実な運用を行っており、実際に成果を出し始めている人も少なくありません。失敗と成功を繰り返しながら、自分に合ったスタイルを模索する“成長フェーズ”ともいえる時期です。

これから投資を始める人にとっては、過去2〜3年の先輩投資家の動きを参考にすることで、より実践的な知識と心構えを学ぶことができるでしょう。

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