SBI証券でS&P500インデックスファンドを購入する際、約定日と受渡日がありますが、この際に反映される「取得単価」はどのように決まるのでしょうか?特に、米国市場の動向が気になる場合、その日の終値がどのように反映されるのかは重要なポイントです。この記事では、S&P500インデックスファンドの取得単価の決まり方について解説します。
約定日と受渡日の違い
まず、約定日と受渡日について簡単に理解しておくことが重要です。約定日とは、ファンドの取引が成立した日であり、受渡日とはその取引が実際に完了する日です。投資信託の場合、約定日には価格が確定しますが、受渡日にはその取引が反映されるため、購入したファンドの単価は約定日とは異なる場合があります。
例えば、SBI証券でS&P500インデックスファンドを購入する場合、約定日が4月9日、受渡日が4月14日であるとすると、実際にその取引が完了し、ファンドが手に入るのは4月14日ですが、そのファンドの価格は約定日4月9日の終値に基づいて決まります。
取得単価は約定日の終値を反映
S&P500インデックスファンドの取得単価は、約定日の終値に基づいて決定されます。したがって、あなたが購入した4月9日の約定日には、米国市場のS&P500指数の終値が反映されます。
たとえその後の市場で10%近い値上がりがあったとしても、取得単価は約定日4月9日の終値に基づいて決まるため、仮に値上がりしていても、高値掴みをしたとは限りません。ファンド購入のタイミングでは、市場の動向と取得単価の関係を理解しておくことが重要です。
市場の動向とファンド購入タイミング
ファンドを購入するタイミングは、市場の動向に影響されることがよくあります。しかし、インデックスファンドの場合、個別銘柄の株式と異なり、長期的な視点で運用することが一般的です。そのため、短期的な価格の変動に一喜一憂するのではなく、積立投資や長期的なポートフォリオの一部として考えることが大切です。
もし、米国株やS&P500に対して長期的に投資を考えているのであれば、価格の上下に関わらず、定期的に投資を行うことが重要です。このような「ドルコスト平均法」などの方法を取り入れることで、時間をかけて安定したリターンを狙うことが可能になります。
まとめ:S&P500インデックスファンドの取得単価の決まり方
SBI証券で購入したS&P500インデックスファンドの取得単価は、約定日である4月9日の終値に基づいて決まります。たとえその後の市場で値上がりしていても、購入時の価格は約定日を基準に設定されます。
市場の動きに左右されすぎることなく、長期的な投資を意識しながらファンドの購入を行うことが、安定した投資成果を得るためには重要です。

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