松井証券PTSは2:00まで取引可能?0:00でチャートが止まる理由と注意点

株式

松井証券のPTS(私設取引システム)は夜間取引に対応しており、最大で翌日2:00まで株式の売買が可能とされています。しかし、実際にチャートを確認すると0:00で止まっている銘柄が多く、不思議に感じた方もいるのではないでしょうか。本記事ではその理由を解説し、夜間取引を行う上での注意点も紹介します。

PTS取引とは?夜間も株が売買できる仕組み

PTS(Proprietary Trading System)は証券取引所を通さずに、証券会社などが独自に運営する株式取引システムです。夜間や休日でも売買できるのが大きな特徴で、SBIや松井証券などが活用しています。

松井証券の場合、ナイトタイム・セッションは17:30〜翌日2:00までと公表されています。このため、日中忙しい投資家でも仕事終わりに株取引が可能です。

なぜチャートは0:00で止まるのか?主な原因

松井証券のPTSチャートが0:00で止まる理由は主に2つ考えられます。ひとつは取引が成立していないこと。PTSは板取引であり、売買が成立しない限りチャートに動きは反映されません。

もうひとつはシステムやチャート提供側の仕様です。一部のチャートツールは0:00以降のデータを非表示にしている、または更新が遅延している場合があります。特にWebブラウザ版のチャートでは、更新タイミングや仕様によって表示に差異が出ることがあります。

実際に取引できているの?0:00以降の市場の実態

取引所のデータを確認すると、0:00以降も一部銘柄では売買が成立しています。ただし流動性は大幅に低下し、スプレッドが広がりやすいため注意が必要です。日中に比べて取引参加者が減るため、思わぬ価格変動が起きやすくなります。

特に小型株や出来高の少ない銘柄は、0:00以降ほとんど動かない傾向にあります。このため、チャート上では取引が「停止しているように見える」のです。

松井証券でのPTSチャート表示に関する補足

松井証券のPTSチャートは、リアルタイムの更新や夜間対応の有無が端末やサービスにより異なる場合があります。スマホアプリやブラウザ版、もしくはQUICK情報サービスの使用状況によっても表示差が生じます。

チャートが止まって見える場合は、注文板の動きや取引履歴なども併せて確認するのがおすすめです。

夜間PTS取引の注意点と賢い使い方

夜間PTS取引には魅力がありますが、取引量が少なく価格変動リスクが高まるため慎重な判断が求められます。日中の価格帯と乖離することも珍しくないため、成行注文ではなく指値注文を使うなどの対策が有効です。

また、PTSは東証のような板寄せ方式ではなく連続約定方式のため、値動きがダイレクトに反映されやすいのも特徴です。これを理解した上で活用することで、夜間取引でも賢く立ち回ることができます。

まとめ:チャートの停止はシステムや流動性の問題が原因

松井証券のPTSはたしかに2:00まで取引可能ですが、実際には取引が少なく、チャートに反映されにくい時間帯があります。0:00以降にチャートが止まって見えるのは異常ではなく、売買成立がなかったか、表示の仕様によるものです。

夜間のPTS取引は便利な反面、注意点も多いため、仕組みをよく理解してリスクを抑えた取引を心がけましょう。

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