消費関数C=0.8Y+50の意味と計算方法|限界消費性向・具体的な消費額の出し方を解説

経済、景気

経済学の入門でよく登場する「消費関数」。今回はその代表例として、C=0.8Y+50という形の関数を使って、所得が変化したときに消費がどう変わるか、具体的な数値計算を通してわかりやすく解説します。

消費関数とは?:基礎と意味

消費関数は、所得(Y)に応じて消費(C)がどのように変化するかを表した数式です。

今回の関数C=0.8Y+50は、以下のような意味を持ちます。

  • 0.8:限界消費性向(MPC)=所得が1増えたとき、消費が0.8増える
  • 50:基礎消費(最低限必要な消費)=所得が0でも消費される部分

限界消費性向を用いた変化量の計算

所得が追加的に100増えた場合の消費の増加量は、次のように計算されます。

ΔC = 0.8 × ΔY = 0.8 × 100 = 80

つまり、消費は80増加します。

所得が500のときの消費額はいくらか?

消費関数C = 0.8Y + 50にY=500を代入します。

C = 0.8 × 500 + 50 = 400 + 50 = 450

したがって、所得が500のときの消費は450です。

実生活における意味:なぜこの計算が大切か

このような消費関数は、政府の財政政策や景気分析の基礎として使われます。

例えば、給付金や減税によって所得が増加したとき、どれだけ消費が喚起されるかを予測する際に、限界消費性向の値は非常に重要です。

まとめ:消費関数を使えば経済の反応が読み解ける

・所得が100増えると消費は80増える(MPC=0.8)

・所得が500のときの消費は450

・消費関数はマクロ経済の基本モデルとして政策評価にも使われる

このような計算に慣れておくと、景気動向や政策の効果を数字で理解する力が身につきます。

経済、景気
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