「絶対に勝てる」「勝率8割超え」「100万円の高額塾費用」——このような言葉に魅かれ、投資塾やトレードスクールに入った結果、大きな損失を出したという声が後を絶ちません。とくに最近話題になった「おこもりトレード」もそのひとつです。本記事では、怪しい投資手法に騙されないための判断基準と、損失から立ち直るための再起戦略を紹介します。
なぜ「勝率8割」の言葉に人は惹かれてしまうのか
投資初心者ほど、「再現性が高く簡単に稼げる」という甘い言葉に弱い傾向があります。特に生活に不安がある人ほど、「たったひとつの正解」にすがってしまいがちです。
しかし実際には、投資に絶対はありません。どんなに優れたトレード手法でも、相場の状況次第で勝率は変動し、安定的な勝率8割は現実的にほぼ不可能です。
おこもりトレードとは?特徴と問題点
「おこもりトレード」とは、外出を避け、静かな環境で一日中トレードに集中するというライフスタイル的手法です。一定の論理はありますが、内容の多くが「環境論」に偏りがちで、明確な根拠に基づくテクニカルな優位性が乏しい場合が多く見受けられます。
また、インジケーターや独自理論を多数取り入れ、初心者に「難しさ」を武器に高額費用を請求するケースもあるため注意が必要です。
高額塾の見抜き方:この5つをチェック
- 実績が非公開:バックテストや運用実績の提示がない
- 受講者の声がやたらと感情的:「人生が変わった」「泣けるほど感動」など抽象的
- 返金保証がない:リスクヘッジの仕組みが不明確
- 入塾を急かす:「今だけ」「残り3名」など煽り文句が多い
- 個別質問や検証ができない:質問するとブロック・削除される場合も
ひとつでも当てはまる場合は、慎重になるべきサインです。
損失を出したあと、どう立て直すか
負け続けて資金が減ったときこそ、自分の心と投資の仕組みを整理するチャンスです。まずは感情をリセットし、以下のステップで仕切り直しましょう。
- 過去トレードを記録し、失敗の共通点を洗い出す
- 低リスクで学べる本・YouTube・無料セミナーで基礎から復習
- デモトレードで1ヶ月間トレードルールを検証
- 資金管理ルール(損切り・ロットサイズ)を明文化
時間はかかりますが、これを機に本物のトレード力が身につく可能性があります。
騙されたと感じたらどうする?相談窓口も紹介
高額の費用を支払い、内容が明らかに誇大広告や詐欺まがいだった場合は、消費生活センターや弁護士への相談も視野に入れましょう。
被害の回復は簡単ではありませんが、行動することで次の被害者を減らすことにもつながります。
まとめ:「学ぶ価値のある投資」と「騙される投資」の境界線
高額な投資塾や手法の中には、本当に価値のあるものも存在します。しかし「絶対に勝てる」「誰でも月収100万円」などのうたい文句には注意が必要です。
真の投資力とは、時間をかけて身につけていくスキルです。焦らず、自分の目で見て考え、自ら検証する力を大切にしてください。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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