株や為替で使われる「4本値」とは?平均値の計算方法と活用の基本

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投資初心者からプロまで、多くの投資家が日々目にしている「4本値(よんほんね)」。これは株式や為替チャートにおける基本的なデータセットの一つです。この記事では、その内容や平均の計算方法、そしてどう活用すべきかをわかりやすく解説します。

4本値とは?その基本的な意味

4本値とは、1つの時間軸(たとえば1日、1時間など)における以下の4つの価格を指します。

  • 始値(はじめね):時間枠の最初の取引価格
  • 高値(たかね):その時間内で最も高かった価格
  • 安値(やすね):その時間内で最も低かった価格
  • 終値(おわりね):その時間枠の最後の取引価格

これらはローソク足チャートの基礎を構成しており、相場の動向や勢いを把握する手がかりとなります。

4本値の平均の出し方

もっとも基本的な平均の出し方は「単純平均」で、以下の式で算出されます。

(始値+高値+安値+終値)÷ 4

たとえばある日のドル円為替レートで、始値が135.00、高値が136.20、安値が134.80、終値が135.60だった場合、

(135.00+136.20+134.80+135.60)÷4 = 135.40 となります。

平均値の用途と意義

4本値の平均は、価格変動の中心的な位置を示し、市場のバランスや売買の力関係を視覚的に捉えるための指標として活用されます。

テクニカル分析では、「平均足」や「HL/2(高値+安値÷2)」、「OHLC/4」などさまざまな応用があり、移動平均線と組み合わせて売買のタイミングを図るのに役立ちます。

他の代表的な平均の種類

  • 加重平均:終値により大きなウェイトを置いて平均を計算
  • 移動平均(MA):一定期間の終値の平均を時間軸でつないだもの
  • 中央値(Median):極端な値の影響を排除して相場の中心値を表現

それぞれの平均には特長があるため、目的に応じた使い分けが重要です。

為替や株のチャート分析への活用例

たとえば「終値が4本値平均を上回って引けた日は買い勢が強い」と判断するアナリストもいます。また、HL/2(高値+安値÷2)で価格帯の中央を把握し、そこを起点に支持線・抵抗線を引く手法も存在します。

過去のデータを用いて平均と終値の乖離(かいり)を見ることで、過熱感や反転ポイントを予測することも可能です。

まとめ:平均の理解でチャートの本質を掴もう

4本値は価格の動きそのものを表現する基本データです。その平均を正しく理解し活用することで、相場の状況をより客観的に捉えることができます。テクニカル分析の第一歩として、まずは日々のチャートに4本値と平均を照らし合わせてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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