「継続収益を持つストック型ビジネスを行う上場企業をすべて見たい」という方に向け、完璧な“リスト”は難しいものの、実用的な探し方・データベース・フィルタリングの手順を整理します。
ストック型ビジネスとは何か?定義と特徴
まず、ストック型ビジネスとは「継続的に収益が積みあがる契約やサブスクリプションモデル」を指します。([参照]製造業・工場経営.com「不況に強い『ストックビジネス』」)
たとえば、契約が長期間で更新され、顧客数・契約数・解約率が安定しており、フロー型の「売ったら終わり」のビジネスではないモデルがこれに当たります。
日本の上場企業でストック型ビジネスを調べられるサイト・データベース
「すべて」を網羅するサイトは存在しないものの、以下のようなデータベース・タグ付け機能を活用できます。
- 証券リサーチセンター「ストック型」タグ付き企業一覧:銘柄をテーマ別で検索できる例。([参照]
- カタコト「ストック型ビジネスを展開する上場企業株式銘柄一覧」:注目銘柄がピックアップされています。([参照]
これらを基点に、さらに東証の「業種」「ビジネスモデル」検索機能、四季報の“サブスクリプション事業”欄などを組み合わせると網羅性を高められます。
「すべて」を見るにはどのようにフィルタリング・抽出すべきか?
全上場企業(約4,000社)についてストック型か否かを判断するには、自社で次のような手順を設けるのが実践的です。
- 四季報・会社説明書から「サブスク」「リカーリング」「契約更新」などのキーワード抽出。
- 決算説明資料で「継続契約数」「解約率」「月額課金」などの指標をチェック。
- 「業種分類」→ IT・サービス・保証・サブリース・クラウド・サブスク等を中心に抽出。
例えば、ITクラウド系サービス企業や保証業(家賃保証・ローン保証)などはストック型収益構造を持つ可能性が高いです。([参照]保証ビジネス関連銘柄10選)
注意点と“すべて”を名乗るリストの限界
「全て見たい」というご希望には、以下のような限界が伴います。
- 企業が「ストック型ビジネス」を明言せず、フロー型収益と混合しているケース。
- データベース・媒体ごとに「ストック型」と定義する基準が異なるため、一致しない項目が存在。
- 最新上場企業・小型株などはテーマ登録されていないことが多く、抜け落ちる可能性があります。
そのため「実用的なリストをつくる」ことを目的にしつつ、テーマ・タグ・キーワードを自ら設定・更新していくことが現実的です。
まとめ
・「ストック型ビジネスを行う上場企業をすべて見る」ための完全リストは存在しませんが、タグ付けデータベース・テーマ別一覧・自己抽出でかなり網羅できます。
・まずは証券リサーチセンターやテーマ別銘柄紹介サイトを活用し、キーワードでフィルタリングすることが有効です。
・そして抽出後は企業説明資料・決算データで「契約継続性」「解約率」などを確認し、自分なりのストック型企業リストを構築しましょう。
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