SBI積立FXでレバレッジ1倍でもロスカットは起こる?リスクと対策を徹底解説

外国為替、FX

積立FXは長期的な資産形成を目的に人気を集めていますが、「レバレッジ1倍なのにロスカットされる可能性があるのか?」という疑問は、多くの初心者投資家が直面するポイントです。本記事では、SBI積立FXにおけるロスカットの仕組みや、通常のFXとの違い、そしてリスクを抑えるためのポイントについて詳しく解説します。

SBI積立FXのロスカットルールとは?

SBI積立FXでは、レバレッジ1倍であっても証拠金維持率が30%を下回るとロスカットされる仕組みになっています。公式サイトでは以下の式で証拠金維持率を計算します。

証拠金維持率=円時価評価額 ÷ 取引必要証拠金 × 100

たとえば、1ドル=100円のときに1ドル分をレバレッジ1倍で購入した場合、米ドルが30円まで下落すると、維持率が30%を下回りロスカットされます。つまり、レバレッジ1倍でも大幅な為替変動でロスカットは起こり得るということです。

なぜレバレッジ1倍でもロスカットが発生するのか?

通常のFX取引と異なり、積立FXでは証拠金の仕組みが若干異なります。あくまで「円評価額」に基づく証拠金計算がなされるため、レバレッジをかけていない状態でも「評価額の大幅減少」が維持率の低下を招きます。

ロスカットシミュレーターでも確認できる通り、想定外の為替ショックが発生すると、レバレッジ1倍でも耐え切れない可能性があります。

通常のFXと積立FXのロスカット条件の違い

一般的なFX口座(SBI FXトレードなど)では、1倍でポジションを持つと、必要証拠金=ポジション量となるため、ロスカットは基本的に発生しません。必要証拠金を大きく上回る資金を口座に置いているからです。

一方、積立FXでは「円で評価される額」と「証拠金額」の関係に差があるため、ロスカットが発生しやすい構造になっています。この違いを理解しておかないと、思わぬ損失を招くリスクがあります。

レバレッジ1倍でもリスクゼロではない

よく「レバレッジ1倍だから安心」と考える人がいますが、積立FXではこの考えは通用しません。たとえば、米ドルが30円以下になる可能性は歴史的に見て低いとはいえ、ブラックスワン(極端な市場変動)が起きれば起こり得ます。

レバレッジ1倍でも、為替の急落や取引所の仕様によりロスカットされることを念頭に置く必要があります。

積立FXと通常FX、どちらがリスクが低い?

目的によって選択肢は変わります。

  • 積立FX:長期的な外貨積立に向いているが、証拠金維持率の仕組みに注意
  • 通常FX:1倍での取引は自由度が高く、ロスカットも自己管理しやすい

「絶対にロスカットを避けたい」「より自由に資金管理をしたい」という方は、通常のFX口座でレバレッジ1倍の方が合っている可能性があります。

ロスカットを避けるためのポイント

以下の対策でロスカットリスクを下げることが可能です。

  • 資金を多めに入れておく
  • 積立の頻度や通貨を見直す
  • 定期的に評価額と証拠金維持率をチェックする

また、積立FXを使う場合でも、通貨分散(米ドルだけでなく豪ドルやユーロなども含める)や、購入タイミングの分散(ドルコスト平均法)を活用することで、急な変動の影響を和らげることができます。

まとめ:積立FXでもリスク管理が不可欠

レバレッジ1倍だからといってロスカットされないとは限らない点に注意が必要です。特に積立FXでは、評価額の大幅な下落がロスカットトリガーになることを理解しておきましょう。

「レバ1だから安心」と思わず、証拠金維持率の仕組みと違いを把握し、自分に合った運用方法を選ぶことが大切です。

外国為替、FX
最後までご覧頂きありがとうございました!もしよろしければシェアして頂けると幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました!もしよろしければシェアして頂けると幸いです。
riekiをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました