株取引を始めたばかりの初心者にとって、税金や確定申告、口座の仕組みについては少し分かりづらい部分も多いものです。特にAUカブコム証券での特定口座の設定や税金に関する疑問はよく聞かれます。今回は、特定口座の源泉徴収票の有無や税金がどのタイミングで発生するかについて解説します。
1. 特定口座源泉徴収票ありとは?確定申告は必要か?
特定口座における「源泉徴収票あり」というのは、あなたが勤務している会社から源泉徴収票が発行されているかどうかとは関係ありません。特定口座の「源泉徴収あり」を選択すると、証券会社があなたに代わって税金を自動で引き落としてくれます。この場合、通常は確定申告は不要です。
確定申告が不要という意味は、給与や他の収入と合算して税金を一度に支払うのではなく、株取引の利益に対する税金が自動的に引き落とされるということです。つまり、源泉徴収ありの特定口座を選ぶことで、税務署に申告する手間を省くことができます。
2. 含み益と税金:ポートフォリオに表示される資産は税引き後か?
AUカブコム証券のポートフォリオで表示される含み益は、税金を引かれる前の金額です。つまり、ポートフォリオに表示されている利益はあくまで「含み益」としての利益額であり、実際に税金が引かれるのは売却時です。
売却ボタンを押した瞬間、取引が完了し、その利益に対して税金が発生します。ただし、税金は売却した年の確定申告でまとめて計算されるため、売却時にその場で税金が引かれることはありません。税金が引かれるタイミングは、売却して利益が確定した時点です。
3. 年間48万円以下の利益は非課税?税金の発生タイミング
年間48万円以下の利益の場合、税金はかからないとされています。この48万円という基準は、あなたが株式取引で得た利益全体を合算して計算します。しかし、注意しなければならないのは、利益が48万円を超えると、その超えた部分に対して税金がかかるということです。
税金は毎回の取引に対して発生するわけではなく、年間の総額として利益が48万円を超えた時点で税金がかかることになります。例えば、1年間で10回取引をして、その全てが合計で48万円を超えた場合、その超えた分に税金がかかります。利益が出た段階で即税金が発生するわけではなく、1年間の総合的な利益が基準を超えた時点で課税されます。
4. AUカブコム証券の新しい会社名について
現在、AUカブコム証券は「auカブコム証券株式会社」という新しい名前になっていますが、サービス内容や取引の仕組みには大きな変更はありません。証券口座の取り扱いや税務処理に関する基本的なルールは変わらず、特定口座や源泉徴収の設定方法も同様です。
したがって、会社名が変更されたことによって、口座開設や取引の際に混乱が生じることはありません。今後も安心して取引を続けることができます。
5. まとめ:税金と確定申告を理解し、株取引をスムーズに進めよう
AUカブコム証券の特定口座に関する税金や確定申告の基本を理解することは、株取引を行う上でとても重要です。源泉徴収ありの特定口座を選べば、基本的には税金の支払いは証券会社が自動で行ってくれるため、面倒な確定申告の手間を省けます。
また、利益が出た場合でも税金は売却時に引かれるため、ポートフォリオに表示される含み益は税引き後ではなく、実際に売却して利益が確定した時点で課税されます。利益が48万円を超えた場合は税金が発生するので、年間の利益額をしっかりと確認しておくことが大切です。
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