海外FX業者の提供する無料VPSは、EA(自動売買)を安定的に稼働させるために非常に便利ですが、突然アクセスできなくなった場合には、焦る方も多いでしょう。特に連絡なしでログイン不能になると、稼働中のEAやポジションに影響があるのではと不安になるものです。この記事では、VPSにアクセスできなくなった際に考えられる原因と対応策について、具体的に解説します。
突然VPSにアクセスできないときの主な原因
まず、リモートデスクトップでVPSに接続できない場合、以下のような原因が考えられます。
- VPSの電源がオフまたはサーバーダウンしている
- VPS契約が終了・解約されている
- リモートデスクトップの設定が無効化された
- ネットワークエラーやIPアドレスの変更
特に無料VPSの場合、一定の取引条件を満たしていないと自動的に契約終了となることがあります。HFMFXなどのブローカーでは、月間取引量や入金額に応じてVPSが維持されているケースが多いため、条件を確認することが重要です。
連絡なしにVPSが停止されることはあるのか?
実際、多くの海外FX業者ではVPS停止の際にメール通知があるはずですが、迷惑メールフォルダに振り分けられて見落としているケースもあります。また、業者によっては予告なしに停止することもあるため、サポートに直接問い合わせるのが確実です。
過去には「VPSの自動解約通知メールが届いていなかった」という報告も複数あり、VPSサービスの品質は業者により大きく異なります。
VPS停止中にEAは動いている?2重稼働リスクは?
VPSが停止された場合、当然ながら内部で稼働していたMetaTrader4(MT4)やEAは停止しています。仮にリモートアクセスが不可能でも、電源が入っておりネットワーク接続が継続されていればEAは動いている可能性もありますが、ほとんどの場合はサーバー自体が停止しています。
もしEAをローカルPCに移して再稼働させる場合、マジックナンバーを変更しておくのは正しい対応です。同一口座で異なる端末からEAが重複稼働していると、2重発注や想定外のトレードが発生するリスクがあります。
2重売買のリスクと防止策
2つのEAが同じ口座で動作し、同じ条件・ロットで売買する場合、タイミングによっては2重でポジションを持つことになります。これは特に短期トレード型のEAではリスクになります。
ただし、証拠金に余裕があれば約定は通る可能性もあり、最終的には証拠金不足やロジックの衝突でどちらかがエラーになるケースもあります。可能であれば、一時的に片方を停止させ、VPSの稼働状況を確認するのが最善です。
今すぐできる対応策
- 海外FX業者のサポートへVPSの状態を確認する
- 証券口座の取引履歴でEAの動作確認(新規注文が出ているか)
- 自分のPCで稼働するEAにマジックナンバーやコメントを設定して区別する
- 代替の有料VPSサービスを検討する
たとえばBeeksFXやお名前.comなど、安定性の高いVPSを使えば、無料VPSで起こりがちな突然の停止リスクを回避できます。
まとめ:VPSアクセス不可は焦らず確認を
無料VPSが突然使えなくなった場合でも、まずはサーバー側の状態や取引履歴を確認し、必要ならサポートに連絡を取りましょう。EAの2重稼働によるリスクを防ぐためには、マジックナンバーの変更やログの確認が有効です。
無料の便利さの裏には制限もあるため、長期的なEA運用を考えるなら、信頼性の高いVPSや自宅PC環境の整備も検討してみましょう。

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