つみたてNISAをSBI証券で運用していて、クレジットカードをAmazonカードから三井住友NLカードに切り替えたときに「ファンドが消えた」「積立設定がリセットされた」と感じた方も少なくないでしょう。しかし、これは実際に資産や利益が消失するわけではありません。この記事では、クレカ設定変更時の挙動や資産の扱いについて、初心者にも分かりやすく解説します。
積立設定のクレジットカード変更で何が起きる?
クレジットカードを変更する場合、旧カードに紐づいていた積立設定は一旦解除されます。これにより、「積立中ファンド」画面からは一時的に対象ファンドが消えたように見えることがあります。
これはあくまで「積立設定」の解除であり、「保有資産」や「過去の運用履歴」が消えるわけではありません。資産そのものは「保有商品一覧」や「ポートフォリオ」などで確認できます。
過去の積立分や利益はどうなるのか?
過去に積み立てたファンドや、すでに得られた利益はそのまま残ります。積立設定を一時的に解除したからといって、これまでの資産がリセットされることはありません。
たとえば、eMAXIS Slimシリーズのファンドに5年間積み立てて利益が出ていた場合、その分は「保有残高」に反映され、含み益も継続して表示されます。運用は中断されていないので安心してください。
再設定が必要な項目とその手順
カードを変更した場合は、積立設定を再登録する必要があります。手順は以下の通りです。
- SBI証券の「投信」→「積立設定」メニューへ
- 新しい三井住友カード(NL)を登録
- 積立したいファンドを選択し、月額や日付を設定
- 楽天ポイントやTポイント利用の設定も必要であれば同時に行う
積立再開は次回の積立日から反映されます。
旧つみたてNISA枠の利益はどうなる?
「旧つみたてNISA枠」というのは、2023年以前の非課税投資枠を意味します。この枠内で積み立てた資産の非課税運用は、購入時点から20年間有効です。
クレカ変更で積立設定がリセットされたとしても、過去に取得した旧NISA枠での利益は、そのまま20年間非課税で運用され続けます。非課税期間が終了するまでは、自動的に一般口座や特定口座に移されることもありません。
「ファンドが消えた」と感じたときに確認すべき画面
もし「ファンドが見当たらない」と感じた場合は、以下をチェックしましょう。
- 「保有商品一覧」画面でファンド残高があるか確認
- 「取引履歴」から過去の購入・分配履歴を確認
- 「NISA口座」内の保有ファンド状況を見る
積立設定は消えても、保有ファンド情報はこれらの画面から確認できます。
まとめ:積立設定の変更はリスクなし。過去の資産も非課税運用も継続される
クレジットカードの変更で積立設定がリセットされても、これまで積み立てた資産や利益がリセットされることはありません。あくまで「積立の方法」が一時的に解除されるだけです。
再設定を行えば、引き続き新しいカードでの積立が可能です。資産はNISA口座内に保たれ、運用も継続されますので、焦らず設定を再確認し、必要に応じてサポート窓口に相談するのも良いでしょう。

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