近年、日本を訪れる外国人観光客(インバウンド)が急増し、観光地やホテル、飲食業などが潤っている様子がメディアでも頻繁に報じられています。しかし、直接インバウンドとは関係のない業種にいる多くの人にとって、「この好景気にどうやって便乗すればいいのか?」という疑問が生まれるのも自然な流れです。この記事では、観光業に関係ない立場からインバウンドの恩恵を得る方法を、投資の観点を中心に解説します。
インバウンド需要の恩恵を受ける企業とは
まず、インバウンドで恩恵を受けている主な業種を把握しておくことが重要です。
- 小売業(免税店、家電量販店、ドラッグストア)
- 宿泊業(ホテルチェーン、旅館、カプセルホテル)
- 交通インフラ(航空会社、鉄道会社、観光バス)
- 飲食業(外食チェーン、和食系ブランド)
これらの企業は訪日外国人による売上増加の恩恵を直接受けており、株価にも好影響を与えている場合があります。
個人投資家がこの流れに乗るならどうする?
インバウンドによる経済効果に“間接的に”参加するために、投資は有力な手段のひとつです。中でも現実的な選択肢が以下の2つです。
- 国内株式インデックスファンドを買う
- インバウンド関連銘柄やETFへの投資
インデックスファンドは、東証プライム全体やTOPIX、日経225に連動するため、広くインバウンド関連企業にも投資していることになります。ただし、インバウンド銘柄の比率は限られているため、ピンポイントでの効果は薄まります。
より積極的に取り組むならインバウンド特化型ETFや個別株も
例えば、以下のようなETFはインバウンド需要を狙った投資商品です。
- 上場インバウンド(証券コード:1345):観光業・交通・宿泊などのインバウンド関連企業で構成
- 日経平均高配当株50ETF(1489):収益性が高く、訪日客消費の影響を受けやすい企業が含まれる
また、個別株としては以下のような銘柄が注目されます。
- 資生堂(4911):訪日外国人に人気の化粧品ブランド
- ラオックス(8202):免税店・家電の販売
- JR東日本(9020):観光地アクセスの鉄道会社
これらの銘柄は、観光業界の景気に直接反応しやすいため、短中期のテーマ投資に向いています。
副業やビジネスで間接的に参加する選択肢もある
投資以外でもインバウンド需要を収益に変える手段はあります。例えば。
- 観光客向けのアフィリエイトブログ運営
- 越境ECでの日本製品販売
- 観光系YouTubeやSNSインフルエンサー事業
自分の知識や特技を活かして、「インバウンドに関連する情報発信者」や「商品販売者」として参加することで、資産形成のきっかけを掴むことも可能です。
まとめ
インバウンド景気を直接享受できない業種の人でも、投資という手段で間接的に利益を得ることは十分可能です。国内株式のインデックスファンドを通じて経済全体に投資するのも一手ですが、インバウンド銘柄やETF、さらには副業的なアプローチで、より高い収益機会を狙うこともできます。自分のリスク許容度や興味に応じて、最適な方法を選んで行動することが、景気の波に乗る鍵となります。

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