高校生から始める株式投資──まずやるべきことと失敗しないスタートのコツ

資産運用、投資信託、NISA

高校生のうちから投資に関心を持ち、ジュニアNISAだけでなく自分の力で売買をしたいという姿勢は、将来の資産形成にとって大きな強みになります。ただ、最初は誰でも迷うもの。この記事では、初心者が楽しく経験を積むために、まずやるべきこと、勉強法、資金の考え方までを丁寧に解説します。

まずは「投資の基本」を押さえよう

株式投資を始める前に、「株とは何か」「なぜ価格が動くのか」といった基本の理解が大切です。おすすめは金融庁の公式サイトや、証券会社が提供している無料の学習コンテンツを活用することです。

たとえば、SBI証券や楽天証券には「はじめての株式講座」など、イラスト付きでわかりやすく解説されたページがあります。スマホでも読めるので、スキマ時間に少しずつ学習できます。

おすすめの勉強法は「小額×実践」+「記録」

本や動画だけでなく、実際に取引して学ぶことが理解への近道です。まずは少額(数千円〜1万円)で、気になる企業の株を買ってみましょう。

取引した理由や感じたことをノートに記録すると、後から自分の成長や失敗を振り返る材料になります。“体験+振り返り”が一番の学びです。

最初の投資額は“失っても困らない範囲”に

高校生であることを踏まえると、投資に回す金額は総資産の10〜20%以内が目安です。たとえば、全体で10万円持っているなら、1〜2万円から始めるのが安心です。

それ以上を一気に投資に回すと、失ったときの精神的ダメージが大きく、楽しめなくなってしまいます。「まずは経験」と割り切れる範囲で始めましょう。

初心者におすすめの株やスタイルは?

最初は「日常で知っている企業」「ニュースで見かける会社」など、身近に感じられる企業の株から始めると親しみが持てます。

また、株主優待がある企業(たとえばイオン、吉野家、マクドナルドなど)は楽しみながら続けられるため人気です。楽しむことは長く続けるコツでもあります。

実例:高校生から始めた投資で学んだこと

実際に高校2年から投資を始めたBさんは、最初に2万円を使って食品関連企業の株を購入。半年後に株価が下がり「失敗した」と思ったそうですが、ノートに記録を残すうちに、次はもっと調べてから買うように意識が変わったそうです。

その後は株主総会の案内を読んだり、決算資料に触れるようになり、「社会の仕組みを知る勉強にもなった」と話しています。

まとめ:まずは“楽しく試す”ことから始めよう

高校生からの投資は、利益を追うより「興味を持って学び続けること」が最も大切です。
少額・実践・記録を軸に、楽しみながら経験を積むことで、将来の大きな資産形成にもつながっていきます。
焦らず、でも好奇心は持ち続けて、投資の世界を楽しんでください。

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