「1BTC=16,953,400円」の意味とは？ビットコイン価格の見方と単位のしくみをやさしく解説

資産運用、投資信託、NISA

2025.08.03

仮想通貨、とくにビットコイン（BTC）はその価格の桁が大きいため、「1BTC=16,953,400円」といった表記を見ると混乱する人も多いかもしれません。この記事では、こうした価格表記が意味すること、そしてビットコインの基本的な単位や考え方について、初心者でもわかりやすく解説します。

ビットコインの「1BTC」とは何を意味するのか

ビットコインの単位「BTC」は、法定通貨でいえば「1円」や「1ドル」のようなものです。「1BTC=16,953,400円」という表記は、「1ビットコインの価値が16,953,400円である」ことを意味しています。つまり、「1BTC」は「1個」ではなく、「1単位」と理解するのが正確です。

ビットコインは分割可能で、最低で0.00000001BTC（1サトシ）まで取引可能です。つまり、1BTC以下の金額でも購入や送金ができるので、「高すぎて買えない」ということはありません。

「1BTC=16,953,400円」という表記は、あくまで1単位のBTCの価格です。これを「仮想通貨1個が1万6953円なのか？」と誤解する方もいますが、単位の桁が大きいため、正確には「1BTC=1,695万3400円」となります。

たとえば「0.01BTC」なら約169,534円、「0.001BTC」なら約16,953円と計算できます。小数点以下の取引が可能なのがビットコインの特徴です。

ビットコインの価格が数百万円単位で推移する理由は、世界中の需要と供給に基づく自由市場で価格が決まっているからです。また、供給量が最大2100万BTCと決まっており、その希少性も価格上昇の要因となります。

ただし、価格は常に変動しており、短期間で大きく上がったり下がったりする「ボラティリティ（変動性）」が大きい点には注意が必要です。投資として考える場合は、このリスクも踏まえて判断する必要があります。

たとえば、「1万円分のビットコインを買う」とした場合、価格が「1BTC=16,953,400円」なら、約0.00059BTCを購入することになります。このように、1BTC未満の購入ができる点がビットコインの柔軟な魅力です。

多くの国内取引所でも最低購入額が500円～1000円程度から可能なため、初心者でも手軽に仮想通貨の世界に入ることができます。

ビットコインの価格はリアルタイムで変動するため、取引をする際は常に最新価格を確認しましょう。価格は取引所によって微妙に異なるため、主要な取引所（bitFlyer、Coincheck、GMOコインなど）を比較するのも一つの方法です。

また、為替の影響もあるため、ドル建て価格との換算レートにも注意が必要です。特に円安・円高の動向が、日本円ベースのビットコイン価格に大きく影響を与える場合があります。

「1BTC=16,953,400円」という表記は、1ビットコインの現在の市場価格を表しています。「1個がいくら」という考え方ではなく、「1単位でこの価格」と理解しましょう。

ビットコインは小数点以下でも取引が可能なため、少額からでも投資・利用が可能です。桁の大きさに惑わされず、価格の仕組みや市場動向を理解することで、より賢く仮想通貨と向き合えるようになります。

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