株式投資を効率よく行うために欠かせないツールの一つが「TradingView」の株式スクリーナーです。中でも、東証プライム市場の銘柄だけを表示させたいというニーズは多くの投資家に共通しています。この記事では、TradingViewで東証プライム銘柄のみを表示する具体的な手順と、スクリーニングの際に役立つポイントをご紹介します。
TradingViewのスクリーナー機能とは?
TradingViewの株式スクリーナーは、世界中の株式市場から銘柄を条件指定して検索できる非常に便利な機能です。価格、出来高、業種、財務指標など多くの条件を設定できるため、目的に合った銘柄を絞り込みやすいのが特徴です。
しかし、初期設定では日本市場の区分(プライム・スタンダード・グロース)によるフィルタはありません。そこで、別の方法でプライム銘柄を絞り込む必要があります。
東証プライム銘柄だけを表示する基本手順
以下の手順でプライム銘柄をスクリーニングできます。
- TradingViewにログインし、株式スクリーナーを開く
- 上部の「株式市場」を「Japan」に設定
- 検索ボックスで「Prime Market」と入力する(または銘柄名でフィルタ)
- 「説明」や「セクター」などのカラムで補助的にフィルタ
現状、TradingViewの仕様では「プライム市場」として明確にフィルタできる項目は用意されていないため、他の情報ソースと併用してスクリーニングするのが現実的です。
TradingViewでプライム銘柄リストを活用する方法
プライム市場の銘柄一覧は、JPX(日本取引所グループ)公式サイトでダウンロードできます。このリストをCSV形式で保存し、必要に応じてTradingViewで手動ウォッチリストとして取り込むと便利です。
ウォッチリストを作成し、対象銘柄だけをスクリーナーで分析することで、プライム市場に絞った条件分析が可能になります。
カスタムスクリーナーを活用した応用例
TradingViewの有料プランでは、「スクリーナーのカスタム列」や「アラート設定」など高度な分析が可能です。たとえば、時価総額やPER、ROEなどを指定して、プライム銘柄の中でも割安な成長株をスクリーニングすることができます。
例:「時価総額>5000億」「ROE>10」「PER<15」などで条件指定し、ウォッチリストの銘柄に適用。
注意点:市場区分変更への対応
東証の再編により、市場区分は2022年に大きく変更されました。以前は「東証一部」「二部」などでしたが、現在は「プライム」「スタンダード」「グロース」となっています。
そのため、古い情報を元にしたリストやフィルタを使用しないよう注意が必要です。最新の区分情報はJPXや証券会社の公式データベースで確認しましょう。
まとめ:TradingViewで東証プライム銘柄を表示するには
現状、TradingViewだけでは東証プライム銘柄を自動で絞り込む明確な機能はありませんが、公式リストの活用やウォッチリスト機能との併用により実質的なスクリーニングは可能です。
投資効率を高めたい方は、定期的にリストを更新し、カスタム条件をうまく組み合わせて活用することをおすすめします。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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