MetaTrader 4(MT4)は世界中で使われている高機能なFXトレーディングプラットフォームですが、デフォルトの白背景が眩しくて目に負担を感じるという声も少なくありません。実は、MT4には正式な「ダークモード」機能は搭載されていませんが、ある程度のカスタマイズでダークカラー風にすることが可能です。この記事では、MT4の色設定を変更して目に優しいトレード環境を作る方法をご紹介します。
MT4に正式なダークモードはあるのか?
MT5には一部でダークモードが採用され始めているものの、MT4には正式なダークモード機能は存在しません。しかし、チャート背景やグリッド、ローソク足の色などを個別にカスタマイズすることで、十分に暗色系の画面に近づけることができます。
このカスタマイズをすることで、夜間のトレードや長時間の画面注視による眼精疲労を軽減する効果が期待できます。
ダークカラー設定の手順
以下の手順でMT4のチャート配色を変更できます。
- チャート上で右クリック →「プロパティ」を選択
- 「カラー」タブを開く
- 以下のように各種色を変更
- 背景色(Background)→ 黒または濃いグレー
- 前景色(Foreground)→ 白またはライトグレー
- グリッド(Grid)→ 非表示または背景と同色
- ローソク足(Bull candle / Bear candle)→ 緑と赤など見やすい色に設定
設定が完了したら、「チャートのテンプレート保存」をしておけば、次回以降も同じ配色を再利用できます。
おすすめのダークテーマ配色例
以下は視認性と目の疲れに配慮したカスタム配色の一例です。
項目 | 色 |
---|---|
背景(Background) | #000000(黒) |
前景(Foreground) | #C0C0C0(明るいグレー) |
ローソク足(陽線) | #00FF00(緑) |
ローソク足(陰線) | #FF0000(赤) |
バーアップ / バーダウン | #00FF00 / #FF0000 |
上記のような色構成であれば、目に優しく、かつローソクの方向性も直感的に把握しやすくなります。
Windowsのダークテーマと併用する
Windows OS自体のテーマをダークモードに設定しておくことで、MT4のウィンドウ枠やメニュー部分も多少は目に優しい外観になります。
設定方法:Windowsの「設定」→「個人用設定」→「色」→「既定のアプリモードをダークにする」を選択。
それでも眩しい場合の追加対策
モニターの明るさ調整や、ブルーライトカットフィルター、F.lux や Windowsのナイトライト機能も併用すると、目の疲れをさらに軽減できます。
また、トレード用の専用モニターを使うことで、長時間作業に適した環境が整いやすくなります。
まとめ:MT4も工夫次第でダークモード風に
正式な「ダークモード」はないMT4ですが、配色を変更するだけで十分に快適な表示にカスタマイズすることが可能です。テンプレートとして保存しておけば、他の通貨ペアやチャートにもすぐ反映でき、毎回設定し直す手間も省けます。
「眩しくてつらい」という方は、ぜひこの記事で紹介した方法で環境を整えて、より集中できるトレードライフを実現してください。

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