仮想通貨ビギナー向け:ビットコイン取引の利益計算方法と具体例でわかる損益の考え方

資産運用、投資信託、NISA

仮想通貨の取引では、購入価格と売却価格の差で損益が発生します。しかし、その計算方法がわかりにくいという方も多いでしょう。この記事では、ビットコイン取引における利益の出し方を、具体的な数値を使ってわかりやすく解説します。

ビットコインの利益とは?基本の考え方を押さえる

仮想通貨の利益は、売却価格から購入価格を差し引いた差額によって算出されます。これを「キャピタルゲイン(売買差益)」と呼びます。

この利益は課税対象になる場合もあるため、正確に理解しておくことが重要です。

実例で学ぶ:12BTC購入・売却時の損益を計算

以下は具体的な取引内容の例です。

項目 数値
購入価格(1BTCあたり) 15,262円
購入量 12BTC
購入総額 198,000円
売却価格(1BTCあたり) 15,269円

このケースでは、ビットコイン価格の上昇幅は7円。つまり「1BTCあたり7円」の値上がりが発生しています。

利益額の計算式と解説

利益の出し方は次の通りです。

利益 = 売却価格 - 購入価格 × 保有量

具体的には。

利益 = (15,269円 - 15,262円) × 12BTC = 7円 × 12 = 84円

この取引では、合計84円の利益が発生したことになります。

初心者が間違えやすいポイント

実際の仮想通貨取引では「手数料」が発生することが多いため、手数料を引いた後の実利益を計算する必要があります。

また、購入価格と数量の関係を間違えて、「198,000円 ÷ 12BTC = 16,500円/BTC」と計算してしまうケースもありますが、今回のように価格と数量が一致していない場合は注意が必要です。

税金はかかる?仮想通貨の利益と確定申告の関係

仮想通貨の売買で得た利益は「雑所得」として課税対象になることがあります。年間で20万円を超える利益が出た場合、確定申告が必要になります。

今回の例のように84円の利益であれば、課税対象にはなりませんが、継続的な取引や大きな額になる場合は注意が必要です。

まとめ:ビットコイン取引は「1円単位」でも利益を出せるが、正確な計算が重要

仮想通貨の世界では、価格差が小さくても利益や損失が発生します。少額だからと油断せず、購入価格・売却価格・数量をしっかり記録し、正確に損益を把握しましょう。

また、手数料や税金の存在も忘れず、最終的な「手取り額」を意識することが、失敗しない仮想通貨取引の第一歩です。

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