仮想通貨を始めたばかりで、保有銘柄が「一部は下がり、一部は上がっている」という状況に悩む方は多いものです。本記事では、初心者の方が冷静に判断できるよう、売却・ホールド・一部利益確定といった選択肢を整理し、それぞれのメリットと注意点を解説します。
現在の損益状況を正確に整理する
まず重要なのは「感覚ではなく数字」で損益を把握することです。
例として。
- イーサリアム(ETH):▲10%
- シバイヌコイン(SHIB):▲50%以上
- ビットコイン(BTC):+40%
これらをトータルで見ると損失になっているとのことですが、金額ベースで「それぞれにいくら投資して、今いくらか」を書き出すだけでも冷静な判断材料になります。
全部売却する判断は“最終手段”
「もう怖いから全部売る」という選択は、精神的な安心を得られる一方、下がっている銘柄を底値で売ることで損失が確定してしまうリスクもあります。
特にETHのような大型銘柄や、長期的に見て成長が期待される仮想通貨は、将来価格が戻る可能性もあるため、「全部売却」は安易には選ばない方が良い場合も。
一部売却という選択肢の利点
たとえば、ビットコイン(BTC)が1.4倍に上昇しているのであれば、その含み益を一部確定し、シバイヌコインやETHの損失と相殺するという考え方があります。
こうした「損益通算」は、税金上でもメリットがあります(日本では雑所得扱い)。
また、保有量を減らすことで価格変動リスクも低減され、精神的負担が減るという効果もあります。
何もせずに保有し続けるという判断もある
仮想通貨は短期的な価格変動が激しいため、「今マイナスだから損」というよりも、「数年後にどうなっているか」が重要です。
特にビットコインやイーサリアムは金融機関・大企業の採用が進んでおり、長期投資の対象として一定の評価を得ています。
「仮想通貨=数か月で2倍にするもの」と思うと苦しくなりますが、「5年スパンで資産形成」と考えると心が軽くなるかもしれません。
判断前に考えるべき3つの質問
- なぜ仮想通貨を買ったのか?(短期利益?長期保有?)
- その通貨の将来性を今も信じているか?
- 今の価格変動に対して冷静に対応できる精神的余裕はあるか?
これらの問いに対して「YES」と思えるのであれば、焦って売る必要はありません。
まとめ
仮想通貨で一部が下落し、一部が上昇している場合、感情ではなくデータと目的で判断することが重要です。
・全部売却は損失確定のリスクあり
・一部利益確定はリスク分散と損益通算に有効
・何もせず保有も長期戦略として有効
「何を信じて、どこまでリスクを取れるか」を冷静に整理して、今後の戦略を立ててみてください。

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