証券会社の“銀行系”と“独立系”の違いとは?寄り付き注文と証券業界の基礎を解説

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株式投資を始める際に必ず耳にする「寄り付き」や「証券会社の種類」。これらの用語は、初心者にとって分かりづらく混乱しやすい部分でもあります。この記事では、寄り付き注文の仕組みや、証券会社の分類(銀行系・独立系)の違いについて詳しく解説します。

寄り付き注文とは何か?

寄り付きとは、証券取引所がその日の最初の価格(始値)をつけるタイミングで執行される注文のことです。通常、午前9時の市場開始時に成立します。

この注文方法は、どの証券会社でも共通して利用可能であり、特定の会社、例えばみずほ証券だけに限られた機能ではありません。

証券会社は“銀行系”と“独立系”に分類される

日本の証券会社は大きく分けて「銀行系証券」と「独立系証券」に分類できます。

銀行系証券:みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券など、銀行グループに属している証券会社です。

独立系証券:野村證券、大和証券、いちよし証券など、銀行とは独立している証券会社が該当します。

銀行系と独立系の違いとは?

銀行系証券は、銀行口座との連携やグループ内での金融商品連携が強みで、ワンストップの金融サービスが可能です。信頼性やサポート体制も高評価です。

一方で独立系証券は、証券業に特化したノウハウや商品提案力に優れており、特に大口投資家やプロ投資家から支持を得ている傾向があります。

寄り付き注文を活かした実例

たとえば、決算発表直後の銘柄は寄り付きで大きくギャップアップ(またはダウン)する傾向があります。その動きを先回りするには、寄り付き注文を上手に活用する必要があります。

例:トヨタの決算が前日夕方に好感された場合、翌朝の寄り付きに成行買いを仕込んでおくと、始値で買い注文が通る可能性が高まります。

ネット証券はどちらに分類される?

SBI証券や楽天証券は基本的に独立系ネット証券としての位置付けですが、近年はメガバンクとの提携なども進んでおり、線引きが曖昧になってきています。

また、auカブコム証券のようにKDDIと三菱UFJの出資を受ける“ハイブリッド系”も登場しており、従来の枠を超えた動きも注目されています。

まとめ:証券会社の種類と注文方法を理解することが第一歩

投資を始めるにあたって、証券会社のタイプや注文方法を理解することは極めて重要です。

  • 寄り付き注文は全証券会社で利用可能
  • 証券会社は銀行系と独立系に分類される
  • ネット証券の多くは独立系だが、提携も進行中
  • 注文方法と会社の特徴を知ることで投資判断に差がつく

自分の投資スタイルに合った証券会社を選び、賢い取引を始めましょう。

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