株式を複数保有していると、わずか1株であっても分配金や配当金に関する書類が大量に郵送されてくることがあります。特に楽天証券を利用している場合、郵送を減らしてオンラインで確認する方法があるため、本記事ではその設定方法や注意点をわかりやすく解説します。
なぜ分配金書類が郵送されてくるのか?
分配金に関する書類は、法制度上の通知義務に基づくため、基本的には郵送で届きます。特に上場株式の配当通知書は、株主への重要なお知らせとして扱われているからです。
しかし証券会社の設定によっては、郵送を最小限にしたり、オンライン中心にすることも可能です。
楽天証券で郵送を減らす基本設定
楽天証券では「電子交付サービス」によって、多くの書類をオンラインで閲覧できるようにすることができます。これにより、郵送される書類を大きく減らすことが可能です。
マイページ → 設定・変更 → 電子交付設定から書面交付を電子交付へ変更できます。特に「配当金計算書」や「取引報告書」などを電子化することで郵送を抑えられます。
郵送が完全になくならない理由
株主名簿管理人から直接送られる書類(配当金領収証や議決権案内等)は証券会社では制御できません。この場合、楽天証券で設定を変更しても郵送され続けます。
ただし、以下の設定により大幅な削減が期待できます。
- 配当金の受取方法を「証券口座で受取(株式数比例配分方式)」に変更
- 電子交付サービスをすべてオンにする
配当金の受取り方法を変更するメリット
郵送削減に最も効果的なのが「配当金受取方式の変更」です。特に「株式数比例配分方式」にすることで、証券口座に直接入金され、書類が少なくなります。
メリット例
・郵送書類が減る
・税金処理が簡単(損益通算が可能)
・楽天証券内で一括管理できる
具体的な手続きの流れ
楽天証券のログイン後、以下の設定を進めます。
① マイページ → 口座管理 → 配当金受取方法設定
② 「株式数比例配分方式」を選択
③ 電子交付サービスをすべてオンにする
設定後でも、しばらくは既存の書類が届くことがありますが、徐々に減っていきます。
実体験の例
1株だけ複数保有していた投資家Aさんの場合、初期は毎月のように封筒が届き困っていましたが、受取方式と電子交付設定を変更したところ、郵送物は年間数通まで減少したとのことです。
まとめ
楽天証券の分配金関連の郵送書類は、電子交付設定と配当金受取方式の変更によって大幅に削減できます。ただし、法令上どうしても郵送される書類は完全にゼロにはなりません。それでも設定を見直すことで負担は確実に減らせるため、ぜひ早めに設定変更を行うことをおすすめします。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


コメント