楽天・ゴールド・ファンドと三菱UFJ純金ファンドの基準価額が違う理由:金投信の仕組みと価格変動のポイント

資産運用、投資信託、NISA

金に投資する投資信託は複数あり、その中でも「楽天・ゴールド・ファンド」と「三菱UFJ純金ファンド(ファインゴールド)」は日本の投資家に人気ですが、同じ金価格なのに基準価額の動きが異なることがあります。本記事では、両者の仕組みや連動の仕方の違い、基準価額の見方についてわかりやすく解説します。

金投信の基本的な仕組み

金価格連動型の投資信託は、基本的に金の価値(国際的な金価格)に連動した値動きを目指す金融商品です。ただし、どの指数や商品を「元に連動させるか」、為替ヘッジの有無、コスト(信託報酬)の差などによって基準価額や騰落率が短期的に異なることがあります。[参照]

例えば、金そのものの価格が上昇しても、それを基準価額に反映させる仕組みや投資対象が異なると、その日の基準価額の動き方が変わることがあります。

三菱UFJ純金ファンドの特徴

三菱UFJ純金ファンド(愛称:ファインゴールド)は、国内で保管されている金や金関連商品に連動した投資信託で、国内金価格の値動きを反映する仕組みになっています。純資産総額が大きく、長期間の運用実績もあり人気が高いです。[参照]

ファインゴールドは当日の金価格に連動して基準価額が調整されますが、為替や市場環境によって短期的には金ETFや国際金価格と乖離することもあります。

楽天・ゴールド・ファンドの仕組み

楽天・ゴールド・ファンドは設定が比較的新しく、海外市場の金価格や関連ETFなどに投資し、金価格への連動を目指す商品です。三菱UFJ純金ファンドと比べて信託報酬が低い点がメリットとして挙げられますが、投資対象や運用方法が異なるため基準価額の動き方にも差が出ます。[参照]

とくに海外の金ETFや金価格指標を元にしている場合、円建ての金価格と為替の影響を受けやすく、同じ日に基準価額が逆方向に動くようなケースも起こり得ます。

基準価額が異なる理由:連動対象とコスト

同じ日に楽天・ゴールド・ファンドがマイナス、三菱UFJ純金ファンドがプラスになったケースの背景として、以下のような要因が考えられます。

  • 連動対象の違い:一方が国内金価格中心、もう一方が海外金価格中心である場合、その日の動きが異なる可能性があります。
  • 為替の影響:海外原資産に連動するファンドはドル円変動の影響を受けやすく、円建て評価が変動することがあります。
  • 信託報酬やコスト:経費率の差が短期的な基準価額に影響することもあります。

このように、同じ“金価格”を対象としていても基準価額が必ず一致するわけではなく、それぞれの運用方針や対象資産の違いが反映されます。

ETFとの比較:金価格との連動性

金ETF(例:純金上場信託など)は、証券取引所で取引されることから金価格との連動が比較的明確です。ETFは市場価格で売買されるため、日々の金価格変動をリアルタイムで反映しやすい特徴があります。これは投信との大きな違いの一つです。[参照]

一方で投信は1日の取引価格で基準価額が決まるため、同日の市場価格とのズレが生じることもあります。投信の仕組みや対象指数を理解することで、基準価額の違いの意味が見えてきます。

まとめ:基準価額の違いを理解して選ぶ

楽天・ゴールド・ファンドと三菱UFJ純金ファンドはどちらも金価格に連動する投資信託ですが、連動対象・運用方法・コストが異なるため、基準価額の動きが同じになるとは限りません。基準価額が逆方向に動くようなケースでも、これらの違いを理解することで納得できます。

金投資をする際は、連動対象や為替ヘッジの有無、信託報酬などを比較検討し、自身の投資方針に合った商品を選ぶことが重要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました