株価が0円に見える銘柄は本当に買える?株初心者が知っておくべき取引の仕組みと注意点

株式

株式投資を始めたばかりの方にとって、株価が「0円」と表示されている銘柄を見つけると驚くこともあるでしょう。実際に株価0円の銘柄は存在するのか、購入は可能なのか、そしてその背景にある仕組みを解説します。

株価が0円に見える理由とは?

株価が「0円」と表示されているのは、多くの場合、証券会社のシステム上の表示上の問題であることがほとんどです。実際には「売買が成立していない」=取引実績がない場合に、その日の株価が0円として表示されることがあります。

たとえば、上場直後や流動性の低い銘柄では、売買注文が成立せずに株価の動きが記録されないケースが多々あります。これが「株価なし」や「0円」と誤認される原因です。

購入画面に金額が表示される理由

「株価が0円なのに、100株で31,000円と表示される」というのは矛盾のように思えますが、これは取引板に表示されている最新の指値(310円など)が基準となって計算されているからです。

つまり、売り注文を出している投資家が310円で売ろうとしているため、それに合わせて購入金額が計算されているのです。株価の過去実績が表示されていなくても、現在提示されている「売り注文価格」が基準になります。

こういった銘柄の購入は可能か?

はい、購入は可能です。ただし、実際に取引が成立するには、売り注文との価格がマッチする必要があります。つまり、誰かが310円で売っていて、あなたが310円で買う意思があるなら、その取引は成立します。

ただし、流動性が低いため、すぐに売れない・価格変動が激しいなどのリスクもあることを理解しておきましょう。

流動性の低い銘柄に注意が必要な理由

上場間もない企業や出来高が非常に少ない銘柄では、売買が成立しにくく、いざ売却したいときに買い手が見つからないことがあります。

一度購入すると売却に苦労するということも十分考慮した上で、取引を行う必要があります。特に、情報が少ない企業や知名度が低い企業の場合は、企業内容をよく調べたうえで慎重に判断しましょう。

初心者が陥りやすい「表示の誤解」

株価が「0円」と見えたからといって、「これはチャンス」と飛びつくのは危険です。0円で買えるわけではなく、必ず何らかの取引価格が存在しています。証券会社の取引画面では、実際の取引価格・売気配・買気配などをチェックして総合的に判断しましょう。

また、過去の取引実績がない場合は、企業の情報や今後の見通しを確認することで、投資判断の精度が高まります。

まとめ:見かけに惑わされず冷静な判断を

株価が「0円」と見える銘柄は、必ずしも破綻企業というわけではなく、取引実績がないことに起因する表示の可能性が高いです。購入は可能ですが、流動性やリスクを十分に理解し、冷静な判断が求められます。

初心者の方は、証券会社のサポートや、証券アナリストの解説、公式IR資料を活用しながら、リスク管理を徹底して投資を行うことが大切です。

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