新NISAでNASDAQ100に一括投資はアリ?今が高値でも検討すべき戦略とは

資産運用、投資信託、NISA

2024年から本格スタートした新NISA制度では、非課税で積極的な資産形成を狙える「成長投資枠」の活用が注目されています。中でも、NASDAQ100インデックスへの一括投資を検討する方も多く、特に100万円規模での一括投資を迷っている方に向けて、本記事では「高値での買い時」かどうか、そして実行する上でのリスク管理のポイントを解説します。

NASDAQ100とは?魅力と特徴を改めて確認

NASDAQ100は、米国ナスダック市場に上場する時価総額上位100社で構成された指数で、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、アマゾン、メタなど、世界をリードするテクノロジー企業群が中心です。

近年ではAIやクラウド技術の進化に伴い、高い成長性が評価され、インデックスファンドの中でも人気を集めています。

現在の水準は「高値」なのか?

NASDAQ100は2020年以降のコロナショック後から大きく反発し、2024年・2025年は過去最高値圏に位置しているのは事実です。ただし、「高値」というのは相対的な概念であり、10年後を見据えると今は通過点という見方もできます。

過去の事例では、一括投資をして長期保有した場合、時間の経過とともに含み益が育つケースが多く見られます(例:2013年の高値で投資しても2023年時点で+300%超)。

一括投資と分散投資のメリット・デメリット

一括投資のメリット:早期に資産成長の恩恵を得やすい/タイミングがうまく合えば効率的

デメリット:直後に暴落が起きた場合の精神的ダメージが大きい/高値掴みのリスク

このため、一括+積立のハイブリッドが現実的な選択肢といえます。たとえば、50万円を一括、残り50万円を3ヶ月・6ヶ月に分けて積み立てる形です。

NASDAQ100は成長投資枠向きか?

結論から言えば、成長性重視の戦略を取るならNASDAQ100は非常に適したファンドです。ただし、値動きが大きいため、リスク許容度の確認は必須です。

例えば、2022年には年初から30%以上の下落を経験しており、その中で「売らずに持ち続けられるか?」が問われます。

実際に投資するならどのファンド?

人気のNASDAQ100連動ファンドには以下のような選択肢があります。

  • iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
  • eMAXIS Slim 米国株式(NASDAQ100)
  • 楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド

いずれも信託報酬は年0.4%以下と低コストです。信託報酬や純資産残高、運用会社の信頼性を比較し、自分に合ったファンドを選びましょう。

まとめ:100万円の一括投資は「戦略」と「覚悟」で決まる

新NISAの成長投資枠でNASDAQ100に100万円一括投資するのは、長期的なリターンを狙う戦略としては妥当です。ただし、短期的な価格変動には強い覚悟が必要であり、「一括+積立」や「一括+ヘッジ資産併用」など、リスクを和らげる工夫が求められます。

未来のテクノロジーを信じ、ブレずに投資し続けられるなら、NASDAQ100は新NISA活用の強力な候補と言えるでしょう。

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