グローバル株式型の投資信託である「WCM世界成長株厳選ファンド」は、その運用戦略や成績に加え、基準価額の決まり方や為替の影響についても理解しておくことが重要です。この記事では、基準価額の発表タイミングやドル円為替の影響について、初心者にもわかりやすく解説します。
WCM世界成長株厳選ファンドとは?
このファンドは、米国カリフォルニア州の運用会社「WCM Investment Management」が選定した成長企業へ投資を行う投資信託です。日本では野村アセットマネジメントが販売しています。
投資対象は基本的に海外企業であるため、為替変動の影響を大きく受けやすいのが特徴です。
基準価額はいつ更新されるのか?
WCM世界成長株厳選ファンドの基準価額は、通常、営業日の夕方18時~19時頃に発表されます。これは、前日までの海外株式市場の動向を基に算出されるため、当日リアルタイムの価格ではありません。
例えば、米国市場が大きく上昇した翌日の夕方に、その影響が反映された基準価額が公表されます。
為替レートはどう関係するのか?
このファンドは外貨建て資産(主に米ドル建て)に投資しているため、円安になると基準価額は上昇しやすく、円高になると下落する傾向があります。
たとえば、株価が変わらなくてもドル円レートが1ドル=130円から1ドル=135円に変わった場合、日本円に換算したときの基準価額は上がる可能性があります。
為替ヘッジの有無に注意
このファンドは「為替ヘッジなし」で運用されているため、為替変動の影響がダイレクトに反映されます。為替リスクを避けたい方には注意が必要ですが、逆に円安トレンドのときは有利になるともいえます。
投資前には、販売会社の最新資料や交付目論見書を必ず確認しましょう。
為替と基準価額の動きの実例
例:2024年5月某日、米国株が横ばいだった日でも、ドル円が1日で2円円安になった影響で、基準価額が前日比+0.7%上昇したケースがありました。
このように、為替は基準価額に大きく影響します。為替の動向にも目を向けることで、より有利な投資判断が可能になります。
まとめ:タイミングと為替に注意して投資判断を
・基準価額は営業日の夕方に更新
・ドル円為替は基準価額に反映される
・円安=価額上昇、円高=価額下落の傾向
・為替ヘッジなし商品のため為替影響は大きい
WCM世界成長株厳選ファンドに投資する際は、株価の動きだけでなく、為替レートの動向にも注目することが成功の鍵になります。

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