「株は外してしまうから、もう投資信託に任せたい」。そんな人に人気なのが、米国の成長企業に集中投資するiFreeNEXT FANG+インデックス(通称:アイフリーファングプラス)です。毎月10万円を積み立て続ければ、いつか“億り人”になれるのでしょうか?この記事ではその可能性と注意点を、データと具体例をもとにわかりやすく解説します。
iFreeNEXT FANG+とは?成長株集中のハイリスク型投信
iFreeNEXT FANG+は、Facebook(現Meta)、Amazon、Netflix、Google(現Alphabet)など米国のIT・テック系企業を中心とした10社に集中投資するインデックスファンドです。指数は「NYSE FANG+インデックス」に連動しており、GAFAM+成長期待の高い企業に構成が偏っているのが特徴です。
高成長・高ボラティリティが特徴で、短期的な値動きは大きくなりますが、長期的には高いリターンも見込まれます。
毎月10万円の積立で1億円に到達できるか
仮に毎月10万円を積み立て、年率7%で複利運用した場合、1億円に達するには約25年かかる試算になります。以下は概算のシミュレーションです。
年数 | 積立総額 | 想定資産額(年率7%) |
---|---|---|
10年 | 1,200万円 | 約1,700万円 |
20年 | 2,400万円 | 約5,200万円 |
25年 | 3,000万円 | 約1億円 |
もちろん、利回りが変動するため確定ではありませんが、継続的な積立と長期保有が鍵になります。
ファンドのリスクと“脳死投資”の注意点
「脳死投資」とはいえ、FANG+はハイリスク・ハイリターンの投資信託です。構成銘柄は特定の業種に偏っており、景気後退や金利上昇、IT規制などの影響を強く受けます。
2022年のように米国の金利上昇局面では、大きくマイナスを記録した時期もありました。値動きに耐えられず途中で解約してしまうと、本来得られたはずのリターンを逃してしまう可能性があります。
ポートフォリオにおけるFANG+の位置づけ
FANG+はリターンを狙う攻めの資産としては有効ですが、資産の全額を投入するのはリスクが高くなります。例えば、以下のような分散が一つの例です。
- FANG+:50%(成長株)
- S&P500インデックス:30%(米国広範囲)
- 先進国債券:20%(守り)
1つのファンドに偏りすぎないことが、長期運用での安定につながります。
つみたてNISAや新NISAとの組み合わせも検討
2024年から新NISAがスタートし、年間投資枠が大幅に拡充されました。成長投資枠ではiFreeNEXT FANG+も利用できる可能性があるため、税制優遇を活かしながら積立を続けるのが効果的です。
特に非課税期間が無期限となったため、利益が出た際に課税されるリスクが減り、より「脳死投資」に向いた仕組みになっています。
まとめ:億り人への道は“継続と覚悟”がカギ
iFreeNEXT FANG+への毎月10万円の積立は、複利の力を活かせば長期的に億を目指す可能性は十分あります。ただし、そのためには相場の上下に一喜一憂せず、淡々と継続する覚悟が必要です。
「投資信託で脳死したい」と思っている方こそ、リスクと付き合いながらも仕組みを理解し、戦略的に“脳死運用”をする姿勢が求められます。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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