投資信託が大きな含み損を抱えていると、「このまま保有していて良いのか」「損切りするべきか」と不安になる方も多いでしょう。特に50代の主婦の方など、今後の資産形成が重要になるライフステージにおいては、その判断は大きな意味を持ちます。この記事では、S&P500に投資している人に向けて、損切りの考え方や判断ポイントについて具体的な視点から解説します。
S&P500とは?長期投資に向いた代表的な指数
S&P500は、アメリカの代表的な上場企業500社で構成される株価指数で、世界的に人気のある投資対象のひとつです。特にインデックスファンドを通じてS&P500に連動する投資信託を保有する方も多く、長期的には高いパフォーマンスを記録してきました。
例えば、過去30年間の年平均リターンは約7〜10%前後(インフレ調整前)とされており、長期的な資産形成においては安定した成長が期待できる投資先とされています。
一時的な含み損は珍しくない?相場の波と心構え
S&P500は右肩上がりの傾向があるとはいえ、短期的な調整局面や暴落は避けられません。リーマンショック(2008年)やコロナショック(2020年)の際も、S&P500は一時的に30%以上下落しましたが、その後回復しています。
つまり、短期間での含み損は、長期投資においては“通過点”であることが多いのです。焦って売却してしまうと、将来の回復に乗り遅れるリスクもあるため、冷静な判断が求められます。
損切りの判断をする前に考えるべき3つの視点
損切りを考える場合は、次の3つの観点をしっかり確認することが大切です。
- ① 投資の目的と期間:将来的な資金需要が近いのか、10年以上の長期保有を前提としているのかで判断は大きく変わります。
- ② 精神的なストレス:日々の価格変動が不安で眠れないなど、精神的に大きな負担になっている場合は、一部売却も選択肢になります。
- ③ 他の資産とのバランス:全体の資産配分の中で、S&P500に過度に偏っていないか確認し、リスクを分散できているか見直しましょう。
主婦やシニア世代が意識すべきポイント
特に50代以降の方は、「いつまで働くか」「年金や退職金とのバランス」など、ライフプランに直結する要素も投資判断に影響します。“生活防衛資金”を確保したうえでの投資かどうかが重要です。
たとえば、生活費の1〜2年分を現金などの安全資産で保有していれば、投資信託の一時的な値下がりに対しても冷静に構えることができるでしょう。
実例:含み損150万円でも売却せずに回復したケース
ある50代の投資家は、2022年の下落局面でS&P500の投資信託に150万円近い含み損を抱えました。しかし、売却せずに継続保有し、2024年には含み益に転じました。
このように、「時間を味方につける」ことで、損失を回避できることもあります。もちろん、投資判断は個別事情によりますが、「今すぐ損切りすべき」とは限らないのです。
売却する場合の注意点と戦略
どうしても損切りを検討する場合は、「全額売却」ではなく、「一部売却」や「時間を分けて売却する(分割売却)」といった方法も有効です。
また、NISA口座の非課税枠を失うという観点からも、NISA口座からの売却は慎重に検討する必要があります。特定口座での損失は、将来の利益と相殺できる「損益通算」が可能です。
まとめ:慌てず、今後の資産形成の軸を再確認
投資信託が含み損になったときこそ、感情的な判断を避け、冷静に自分の投資目的や期間を見つめ直すことが大切です。S&P500は長期投資に適した商品であるため、短期的な損失に一喜一憂せず、「なぜ投資を始めたのか」を今一度振り返ってみましょう。
必要であれば専門家への相談も活用しつつ、自分に合った資産形成を続けていくことが、最終的な安心と安定につながります。

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