海外FX業者のThreeTraderで暗号資産を取引する中で、「スワップポイントの計算が合わない」と感じた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。特にBTC/USDなどの仮想通貨では、MT4に表示されるスワップ値と実際のスワップ金額に差が生じるケースもあります。本記事では、その仕組みや理由を具体的に解説していきます。
スワップポイントとは?基本の考え方
スワップポイントはポジションを翌日に持ち越すことで発生する金利差調整額です。通常の通貨ペアと異なり、仮想通貨はスワップの計算基準や発生タイミングが独特です。
特にBTC/USDなどのペアは、FXの金利差とは関係なく、主にポジションの維持に対する「取引手数料的な意味合い」でスワップが設定されています。
MT4に表示される「-12」の意味と誤解
MT4上で「スワップロング:-12」と表示される場合、この数字は「1ロットあたりの1日分のスワップ(単位:USD)」を示しています。つまり、1ロット(BTC1枚)あたり1日12ドルのスワップが発生するという意味です。
しかし、実際に取引しているロット数や取引対象の通貨によって、このスワップ額を円に換算する必要があります。また、1ロット未満の取引では比例計算になります。
ThreeTraderにおけるスワップ3日分付与のタイミング
多くのFX業者と同様に、ThreeTraderでも週末を挟む金曜日の取引には「3日分のスワップ」が発生します。これは週末の市場休場中もポジションを保有するリスクをカバーするための措置です。
スワップ発生日は基本的に「NY時間の水曜クローズ後」に3日分加算されることが多いですが、仮想通貨においては市場が24時間365日稼働しているため、業者独自のルールが適用される場合もあります。
具体的なスワップ計算例とズレの理由
質問のように、「-12 × 148.8円 × 3日 × 0.2BTC = 約-1,071円」という計算は理論上のものです。しかし、実際には以下のような要因で差が出ることがあります。
- スワップは「1ロット=1BTC」ではなく、業者設定のロット単位に基づく
- レバレッジや証拠金、BTC/USDの価格変動による自動再計算
- スプレッドや変動手数料が内包される場合
- MT4表示はおおまかな目安で、最終的なスワップはサーバー側で確定
このため、スワップ額は公式の「取引明細」や「日次レポート」で確認するのが最も正確です。
対処方法と注意点
ThreeTraderに限らず、スワップが不明瞭な場合はサポートに問い合わせるのが基本です。また、日次でスワップを記録することで、将来的なズレに対する対処や戦略の見直しが可能になります。
不明点が続く場合は、ThreeTrader公式ページやLiveチャット機能を活用して、仕様を明確にしておきましょう。
まとめ:仮想通貨のスワップは「目安表示」に注意
ThreeTraderでのBTC/USDスワップは、MT4表示がそのまま反映されるわけではなく、多くの要因が複雑に絡んで実スワップが決定されます。表示上の数値を鵜呑みにせず、毎回の取引明細で確認することが大切です。
とくに仮想通貨取引はスワップが大きくなる傾向にあるため、短期〜中期でのポジション管理を前提とした戦略設計を行いましょう。

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