「結婚を前提に付き合っていた彼から、投資信託の解約に50万円の手数料がかかったと聞いた」。そんな話を聞くと「それって投資詐欺じゃないの?」と不安になるのも当然です。この記事では、高配当・高解約手数料を謳う投資商品の危険性と、恋愛とお金の関係に潜む詐欺リスクをわかりやすく解説します。
高配当+高解約手数料の商品は要注意
通常の投資信託では、解約(換金)時にかかる手数料は「信託財産留保額」として数%以下が一般的であり、50万円もの解約手数料は極めて異常です。
特に、毎月高額な配当を出すタイプの金融商品は「タコ足配当(元本からの切り崩し)」であることが多く、実質的には破綻前提の詐欺商品であるケースもあります。
金融庁や消費者庁も「高配当+高手数料」の商品には注意を呼びかけています。([参照](https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/index.html))
「投資信託」と名乗る偽装商品が増えている
詐欺業者は「投資信託風」の名称を使って信頼性を装います。実際には金融庁に登録されていない無許可業者による販売や、海外のペーパーカンパニー経由での勧誘が目立ちます。
正規の金融商品であるかを見分けるには、以下の点をチェックしましょう。
- 販売会社は金融庁登録の金融商品取引業者か?
- 商品パンフレットや契約書は日本語で提供されているか?
- 契約前にクーリングオフや説明義務があったか?
少しでも不明点があれば、金融庁の注意喚起リストを確認してください。
恋愛とお金:結婚予定者との金銭関係に注意
「結婚予定の彼氏だから信用した」「返してくれるはずだと思った」──恋愛感情が絡むと判断力が鈍りがちです。結婚詐欺や投資詐欺は、感情と金銭を同時に揺さぶる手口が多いため、以下のような特徴に注意してください。
- お金の話が急に出る
- 高額を一括で要求してくる
- 証拠となる書類を見せない/はぐらかす
- 返済を理由にさらに出資を求めてくる
これらは典型的な「ロマンス詐欺(恋愛詐欺)」の兆候です。
まともな投資信託だった可能性はあるのか?
もちろん、正規の証券会社や銀行を通じた投資信託であれば、数十万円単位の手数料がかかることは考えにくいです。もし彼が本当に正規商品を解約したならば、証券会社名、商品名、約款や解約明細などを開示できるはずです。
それを「見せられない」「捨てた」「業者が教えてくれない」と言う場合は、信ぴょう性が非常に低く、詐欺の可能性が濃厚です。
対処法:一人で悩まず相談を
不安な場合は、下記の機関に相談することを強くおすすめします。
「もしかして…」と思った時点での相談が、被害の拡大を防ぐ第一歩です。
まとめ
高配当かつ高解約手数料という構造、恋人間での急な金銭要求、証拠の開示を拒む態度──これらが揃えば、投資詐欺や結婚詐欺の可能性は極めて高いです。
まともな金融商品ならば、正確な商品名や明細、契約書類などがあるはずです。少しでも疑念を抱いたなら、遠慮なく第三者に相談しましょう。大切なお金と心を守るためには、「信頼」より「確認」が何より大切です。

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