「お盆くらいまで日本株は下落傾向かも…でも少しずつ買うならリートの方が安全かな?」そんな声が聞かれます。本記事では、2025年夏前の日本株の見通しと、REIT(リート/J‑REIT)が持つ特性を踏まえて、“金利・景気変動下で本当に安全な選択か”を解説します。
日本株はじり下げリスクあり、でも暴落は避けられるか?
最近の市場では「ブラックマンデーにはならず、月曜少し売られてもすぐ戻るかも」といった予測もありますが、一方でじりじりとした下落を警戒する意見も根強いです。景気減速や貿易摩擦不透明感などが重なる中で、日経平均が一方向に流れ続ける可能性も捨てきれません。
リート(J‑REIT)とは?株式との違い
J‑REITは不動産収益を源泉とする投資信託です。株式と異なり、毎期ほぼ100%配当を行う構造のため、株価よりも安定した収益性が期待できます。ただし、借入金依存度が高いため、金利上昇局面では利払い増で収益を圧迫されるリスクがあります。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
2025年のJ‑REIT市場見通し:最新環境を読み解く
2025年6〜7月のJ‑REIT市場は、米関税政策の緩和や国内長期金利の低下基調によって上昇傾向でした。東証REIT指数も3ヵ月連続上昇を記録し、1,778ポイント台と堅調な値動きです。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
さらに、政府がデータセンターをJ‑REITの投資対象に明記するなど、将来的な成長期待も潜在的に高まっています。国内不動産価格の上昇(路線価前年比+2.7%)も市場支援材料となっています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
金利上昇予想でも「利下げ観測」や「割安感」が支える
金利上昇は理論上J‑REITに不利ですが、現在はすでに市場が利上げを織り込み済みという見方もあります。利上げ発表直後に反落した後、徐々に回復するケースもあり、今後利下げが実際に起きる余地も指摘されています。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
また、J‑REITの予想配当利回りは約4.9%、日本10年国債利回りとの差(イールド・スプレッド)が約3.5%と高水準であり、割安感が強いことも魅力です。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
リートは株より安全か?メリットと留意点
- ✅メリット:配当型投資で利益が比較的安定、景気後退時も資産価値が下げ止まりやすい。
- ⚠リスク:金利上昇局面では借入コスト増などが響く、個別REITの資産構成やLTV(負債比率)に注意が必要。:contentReference[oaicite:5]{index=5}
- ✅割安さ:現在市場ではNAV比0.8倍程度で取引されており、価格改善余地があるとの見方も有力です。:contentReference[oaicite:6]{index=6}
いつ買うべきか?投資判断のポイント
お盆までの短期見通しでは株価の横ばい〜軟調リスクがあります。一方REITは配当期待と割安感が根強く、利上げ観測の後退で反発余地も。今が徐々にポートフォリオに組み入れるタイミングと考える投資家も多いです。
ただし短期の値動きに左右されやすいため、積立や分散投資などリスク管理を伴った投資が推奨されます。
まとめ:リートは“安定志向の選択肢”として検討に値する
日本株のじり下げ不安がある局面では、一定の配当と割安性を持つJ‑REITは魅力的です。ただし、金利や各銘柄の財務構造を踏まえた上で、慎重に選ぶことが重要です。
暴落リスクを懸念する投資家にとって、J‑REITは「比較的安全な選択肢」としてポートフォリオに組み込みやすいアセットクラスといえるかもしれません。

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