楽天証券や他のネット証券を利用していると、ごくまれに「自分の注文と実際の保有株数が合わない」といった現象に遭遇することがあります。特に夜間取引やスピード注文を使っている場合、意図しない注文が入ってしまったり、約定確認と実際の保有が食い違うと感じることも。この記事では、そんな「約定数と保有数がズレた」場合の原因や考えられるシステム上の動作、そして正しい対処方法を解説します。
約定履歴と保有数が合わない場合に考えられる原因
楽天証券で表示される約定履歴と保有株数にズレが生じた場合、まず疑うべきは「注文操作の重複」や「表示のラグ(遅延)」です。
たとえば、夜間PTS取引では注文画面が一時的にフリーズしたように見えることがあり、再度注文ボタンを押すことで重複注文になるケースもあります。
また、ブラウザやアプリの再読み込み時に誤操作が重なり、意図しない注文が成立する可能性も。
楽天証券の注文システムの仕様と注意点
楽天証券の取引システムでは、注文が完了したタイミングで即時に「受付確認」が表示されますが、約定履歴に反映されるまで数秒〜数十秒のラグがあることもあります。このタイミングで「注文が通っていない」と勘違いし、再度注文を出してしまうユーザーは少なくありません。
また、ナイトセッション(PTS取引)の場合、翌営業日の注文状況に影響することもあるため、より慎重な操作が求められます。
確認すべき3つのチェックポイント
- 約定履歴の詳細表示:楽天証券の取引ツール内で「約定履歴」タブを開き、時系列での履歴を確認しましょう。
- 注文履歴の照合:注文入力が重複していないか、「注文履歴」もあわせて確認するのが重要です。
- アプリとWebの表示差:楽天証券アプリとWebブラウザの表示に差異がある場合も。両方で照合を。
問い合わせ前に行うべきこと
万が一、購入履歴では100株なのに200株分の資金が引き落とされていた場合、まずは楽天証券のカスタマーサポートに電話またはメールで詳細を伝えるのが第一です。
問い合わせの際には以下を伝えるとスムーズです。
- 注文日時と銘柄名
- 自分が意図した注文内容
- 約定履歴のスクリーンショットや記録
実際に起きたユーザーの事例
過去には、楽天証券でPTS取引中にブラウザの「戻る」ボタンを使ってしまい、同一の注文が二重に送信されていたという事例があります。このような場合、楽天証券側でログを確認し、システム上の問題であれば返金対応や調整が行われたケースも確認されています。
ただし、ユーザーの入力ミスであった場合は「自己責任」とされることもあるため、冷静に事実を整理したうえで問い合わせることが重要です。
まとめ:冷静な確認と早めの問い合わせがカギ
楽天証券で株数が意図より多く約定してしまったと感じた場合は、「注文履歴」「約定履歴」「残高照会」など複数の画面を見比べて確認し、必要に応じてすぐにサポートへ連絡をしましょう。
表示のラグやシステムの誤作動の可能性もありますが、多くはユーザー側の重複操作に起因していることもあります。焦らずに状況を整理し、再発防止のための操作確認も欠かさず行うことが大切です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント