XRPとXPRの違いとは?仮想通貨で間違いやすい通貨コードを正しく理解しよう

資産運用、投資信託、NISA

仮想通貨の取引所で表示される通貨コードはアルファベット3文字が多く、似たような名前が並ぶ中で混乱しがちです。特にXRP(リップル)とXPRのように、わずかな違いしかないコードは間違って取引してしまうリスクもあります。この記事では、XRPとXPRの違い、仮想通貨で注意すべき通貨コードの見分け方について解説します。

XRPとは?リップル社が提供する代表的な仮想通貨

XRPは、リップル(Ripple Labs)社が開発したデジタル通貨で、国際送金の迅速化を目的としたブロックチェーンベースの決済ネットワーク「RippleNet」で使用されるネイティブトークンです。

送金速度が非常に速く、手数料が低いことから、金融機関間の国際決済での実用化が進んでいます。XRPは時価総額でも常に上位に位置し、多くの取引所で取り扱われています。

XPRとは?類似コードに注意

「XPR」というコードは一般的にはXRPの誤記であることが多いですが、実際にXPRという名前を使用しているプロジェクトも存在します。たとえば、Proton(プロトン)というブロックチェーンプロジェクトが発行している仮想通貨のティッカーシンボルが「XPR」です。

Protonは、ブロックチェーン上でのID認証や安全な送金を実現するために設計されたプロジェクトで、XPRはそのエコシステム内で使われるトークンです。XRPとは全く異なる目的と仕組みを持っています。

なぜ通貨コードの間違いが起きるのか

多くの仮想通貨は3〜4文字の略称で表されており、「X」から始まるコードが特に多く見られます。XRP、XMR(モネロ)、XLM(ステラ)、XTZ(テゾス)などがその例です。これらはISO 4217に準じていないため、各プロジェクトが独自に決定しています。

また、取引所ごとにコード表記や略称が微妙に異なることもあり、ユーザーが誤解して購入してしまうリスクがあります。

見分け方と注意点:確認すべきポイント

通貨コードが不明な場合は、必ずそのコードが指しているトークンの「正式名称」と「発行元プロジェクト」を確認しましょう。信頼できる情報源としては、CoinMarketCapやCoinGeckoなどの仮想通貨ポータルサイトがおすすめです。

また、取引所で購入前に通貨の説明文やロゴマークを確認するのも有効です。誤ってXPR(Proton)をXRP(リップル)と勘違いして購入したというケースも少なくありません。

実例:XRPとXPRを間違えた事例とその影響

あるユーザーは、有名な取引所で「XPR」というトークンを見つけ、「リップル(XRP)のことだ」と勘違いして購入。しかし後日調べたところ、全く異なるプロジェクトであるProtonであったことが判明し、意図していた投資ができなかったとのことでした。

このような混乱を避けるためにも、コードだけで判断せず、事前にリサーチを行うことが非常に重要です。

まとめ:通貨コードは必ず確認しよう

「XRP=リップル」「XPR=Proton」と覚えておくと混乱を避けやすくなります。仮想通貨は種類が多く、略称も類似しているものが多いため、取引時は常に注意が必要です。

特に初めての取引所や、新しい通貨を扱う際には、正式名称・ホワイトペーパー・プロジェクト概要などを確認し、確実な取引を心がけましょう。

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