近年、SNSを通じた副業スクールの勧誘や高額な初期費用を請求するコンサルビジネスが急増しています。中には合法的なビジネスも存在しますが、多くの事例で詐欺まがいのトラブルが報告されています。本記事では、副業スクールに関する典型的な詐欺の手口や注意すべきポイントを、実例を交えて解説します。
SNS経由の勧誘は要注意!仕組まれた信頼構築
まず典型的な流れは「TikTokやInstagramで副業情報を発信→LINEに誘導→Zoom面談→高額なスクール契約」といったものです。
このプロセスでは、最初に紹介者が“普通の人”として登場し、安心感を与えることから始まります。その後「副業で成功したい気持ち」をうまく利用して、巧みにセールスを仕掛けてきます。
バイナリーオプションと物販の組み合わせは典型例
近年多い手法が「メルカリなどで商品を販売して資金を作り、そのお金でバイナリーオプション投資を行う」というものです。
しかし、バイナリーオプションは極めてハイリスクで、金融庁も「投資経験の浅い人には不向き」と警告しています。デモトレードで学習するなどの説明があっても、実際には「短期間で稼げる」と誤解させられるケースが多いです。
120万円の高額契約+即決要求=典型的な詐欺構図
「契約は今決めてください」「クレジットカードで分割なら払えますよ」という流れは、心理的な圧力をかけて判断力を鈍らせる詐欺の常套手段です。
契約書や返金保証があると言われても、実際に返金されないケースや、契約書が不利な内容になっているケースが多数報告されています。
合法であっても“詐欺的”である場合もある
ポイントは、「法律に違反していない=安全」ではないという点です。特商法などに抵触しないよう巧妙に設計された“合法スレスレ”のビジネスも存在します。
たとえば「返金保証あり」としていても、条件が厳しすぎて実質返金されない、「自社ローン」という名目で無理な借金を背負わせる、といったことがあります。
実際に報告されている被害例
- 副業スクールに120万円支払い後、LINEブロック&連絡不能
- Zoom説明会の録音を強要され、途中で辞退できなかった
- クレジットカード新規発行まで誘導され、後で多重債務に
こうした事例は国民生活センターでも多数報告されています。
安全な副業・投資とは?見極めのポイント
副業や投資は本来、自分のペースで学び、自分で判断して進めるものです。以下のような特徴がある場合は慎重になりましょう。
- 「すぐに儲かる」と強調される
- Zoom面談で即決を迫られる
- 高額な費用をローンで払うよう誘導される
- 公式アカウントでないLINEを使用している
信頼できる副業・投資サービスでは、冷静な比較検討の時間を与えてくれるのが一般的です。
まとめ:まず契約しない、専門機関に相談を
少しでも怪しいと感じたら、国民生活センターや警察庁のサイバー犯罪相談窓口に相談を。
一度支払ってしまうと返金が困難なケースが多いため、契約する前に必ず第三者に相談しましょう。副業はあなたの人生を豊かにするためのものです。焦らず、正しい情報をもとに選択していきましょう。

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