ネット証券の中でも利用者が多いSBI証券ですが、「解約したいのに手続きが進まない」「株式の移管を申請したが反応がない」といった声も見受けられます。この記事では、SBI証券の解約や株式移管の手順、スムーズに進まない場合の対処法について具体的に解説します。
SBI証券の解約手続きはどう進めるのか?
まずSBI証券の口座を解約するには、以下の3つの条件を満たす必要があります。
- 保有株式や投資信託がゼロである
- 買付余力(現金残高)がゼロである
- 登録口座に未決済の取引がない
口座を完全に空にした状態で、所定の「口座解約依頼書」を郵送するのが基本的な流れです。フォームは公式サイトからPDFでダウンロード可能です。
株式を移管(出庫)するには何をする?
他の証券会社へ株式を移したい場合、「出庫依頼書」を使って株式移管の手続きを行います。証券保管振替機構(ほふり)を通じて株式が移動しますが、手続きはすべて郵送対応で、処理に1週間〜10営業日かかることもあります。
移管先証券会社の情報(口座番号・部店コードなど)を正確に記載することが重要です。1つでも誤りがあると差し戻され、手続きが止まってしまいます。
「手続きが進まない」と感じたときのチェックポイント
書類を送ったのに何の連絡もない場合は、以下の点を再確認しましょう。
- 書類に不備(署名漏れ、日付未記入など)がなかったか
- 同封すべき本人確認書類が不足していなかったか
- 株や残高が残っていないか
特に口座内に端株や残金(数十円でも)があると解約処理は進みません。マイページで保有資産と余力を確認しましょう。
誰に連絡すれば対応してくれるのか?
書類送付後に進展がない場合は、SBI証券のカスタマーサービスに電話で問い合わせましょう。メールやチャットよりも電話の方が迅速です。
SBI証券カスタマーサービス
電話番号:0120-104-214(または03-5562-7530)
受付時間:平日8:00〜17:00
問い合わせの際は、「書類送付日」「内容」「登録氏名」などを伝えるとスムーズに話が進みます。
それでも対応に不満があるときは?
どうしても対応に納得がいかない場合、金融庁や金融ADR(金融サービス利用者相談室)など第三者機関への相談も選択肢です。証券会社は金融庁の監督下にあるため、対応の遅延や不備について苦情を申し立てることもできます。
ただし、その前に一度カスタマーセンターと冷静に状況を共有することをおすすめします。感情的になると、対応が遅れることもあるため、丁寧に説明を求めましょう。
まとめ:SBI証券の解約・移管は落ち着いた手続きと確認がカギ
SBI証券の解約や株式の移管は、書類の不備や残高の確認不足によって滞ることがあります。まずは自分の口座状態と手続き書類を再確認し、不備がなければカスタマーサービスへ連絡しましょう。
ストレスを感じる場面もあるかもしれませんが、対応のポイントを押さえて進めれば、きちんと完了できる手続きです。今後の証券会社選びの参考にもなるよう、手続きの記録を残しておくこともおすすめです。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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