SBI証券の『評価額合計』と『運用収益額』の関係とは?入金額を正しく把握する方法を解説

資産運用、投資信託、NISA

投資を始めたばかりの方の中には、SBI証券の口座画面に表示される『評価額合計』や『運用収益額』の意味に戸惑う方も多いのではないでしょうか。特に、「評価額合計から運用収益額を引いた金額=今までの入金額」と考えて良いのか、正確に理解しておくことが資産管理には不可欠です。

SBI証券における『評価額合計』とは?

評価額合計とは、現在保有している株式、投資信託、ETF、REITなどすべての金融商品の時価を合計した金額です。この金額には、含み益・含み損が反映されています。

評価額合計には「預り金(現金)」が含まれないこともあるため、総資産額と一致しない場合があります。必ず『評価額合計+預り金=口座の総資産』と把握するようにしましょう。

『運用収益額』の意味と注意点

運用収益額は、SBI証券で投資を始めてから発生した含み益および実現益(売却済みの利益)を合計した金額です。つまり、今までの損益の集計値です。

ここで注意したいのは、配当金・分配金・売却益なども含まれている点です。一部再投資している場合、その分も含まれます。

入金額の計算は『評価額合計 − 運用収益額』で合っている?

一見、「評価額合計 − 運用収益額=入金額」に見えますが、必ずしも正確ではありません。理由は以下の通りです。

  • キャンペーン入金やポイント付与も資産に反映される
  • 売却して再投資した場合、収益の一部が再投資に回っている
  • 出金履歴があると正確な入金総額とずれが生じる

したがって、正確な入金額を知りたい場合は「入出金履歴」ページでの確認が必須です。

SBI証券での入出金履歴の確認方法

以下の手順で入出金履歴を確認できます。

  1. SBI証券にログイン
  2. トップ画面右上の「口座管理」→「入出金・振替」へ移動
  3. 「履歴照会」から「日本円の入出金履歴」を選択
  4. 期間指定して検索し、合計入金額を確認

この金額が、運用とは無関係に「自分が入れたお金の総額」です。

実例:数値でシミュレーションして理解する

たとえば以下のような状況を考えます。

  • 総入金額:100万円
  • 運用益:+10万円
  • 評価額合計:110万円

この場合、「評価額合計 − 運用収益額=100万円」となり、確かに入金額と一致します。ただし、配当金やポイント付与などが含まれていれば、ズレることになります。

まとめ:正しい資産把握には入出金履歴のチェックが基本

「評価額合計 − 運用収益額」でおおまかな入金額の見当はつきますが、完全に一致するとは限りません。特に出金・再投資・ポイント運用・配当の受取などがあった場合には、必ず「入出金履歴」で確認してください。

資産状況を正しく理解することで、今後の投資判断にも自信が持てるようになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました