積立NISAで損しないための金融機関・支払方法の選び方とポイント活用術

資産運用、投資信託、NISA

積立NISAを活用して将来の資産形成をしている方にとって、どの金融機関を選ぶか、どの支払方法にするかは意外と大きな差を生むポイントです。特に近年は、投資信託の積立に対してもクレジットカード利用でポイント還元を受けられるサービスが増えており、知らずに現金積立のままでは「もったいない」ケースもあります。

クレジットカード積立で得られるポイントの仕組み

主要ネット証券では、投信積立をクレジットカードで行うことで、購入金額に応じたポイントが還元されます。たとえば、楽天証券では楽天カードでの積立により最大1%(条件により異なる)の楽天ポイントが還元されます。SBI証券も三井住友カード連携で最大0.5~5%のポイント還元制度があります。

一方、三菱UFJ銀行での積立NISAの場合、現在は現金積立が中心で、クレジットカード積立やポイント還元制度は限定的です。よって、ポイントを重視するならネット証券を選ぶのが賢明です。

金融機関の変更は可能?移管の注意点

積立NISAは「1年ごとに1金融機関」でしか運用できません。そのため、現在三菱UFJ銀行で積立NISAを行っている場合は、年内に別の証券会社に切り替えることはできません。ただし、翌年1月からは他社に変更可能です。

また、これまで積み立てた資産自体を楽天証券やSBI証券などに「移す」ことは可能ですが、それは「一般口座」や「特定口座」への移管となり、積立NISA枠としては再利用できません。したがって、積立NISAの資産を移管するよりも、新たな年の非課税枠を他の金融機関で活用する方が合理的です。

楽天証券やSBI証券の特徴と選び方

楽天証券は楽天カードと連携してポイントの使い道が豊富な点が魅力です。一方、SBI証券はTポイント・Vポイント・Pontaなど複数のポイントに対応しており、また三井住友カードとの連携による還元率の高さも注目されています。

さらに、操作画面の使いやすさ、スマホアプリの充実度、取り扱いファンドの豊富さなども比較材料になります。特定のファンドを積み立てたい場合は、そのファンドが取扱対象かどうかも確認しましょう。

実際にどのくらいお得?具体例でシミュレーション

例えば、毎月3万円を楽天カードで積立し、1%のポイント還元があると、1年で3,600ポイント、10年で36,000ポイントにもなります。これは投資とは別に実質的な「利回り」が得られることを意味しており、現金積立と比べるとかなりお得です。

さらにそのポイントを再投資に使えば、複利的な効果も期待できます。今後数十年スパンでの資産形成を考えると、小さな差が大きな違いに変わる可能性があります。

まとめ:非課税+ポイントのWメリットを狙う

積立NISAは、制度自体が非常に有利な税制優遇を受けられる仕組みです。これに加えて、クレジットカード決済によるポイント還元を活用すれば、さらにお得になります。

現在の金融機関に不満がある場合は、来年の積立開始前にネット証券への切り替えを検討してみるのも良いでしょう。移行手続きには時間がかかる場合もあるため、早めの準備が大切です。

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