株式市場は予測困難な世界で、「一寸先は闇」と言われるほど、上げ下げを読むのは難しいものです。しかし実際には、そのような相場環境でも“コツコツ稼ぐ”投資家は確かに存在しています。今回は、価格変動の激しい株式市場においても、継続的に利益を上げるための現実的な考え方と戦略を解説します。
長期投資こそ「コツコツ」の本質
株価は短期ではランダムウォークのように動きますが、企業の成長は長期的に反映されます。米国のバフェットや日本の著名個人投資家も、長期での資産形成を実践しています。特に配当再投資型のインデックス投資は、時間を味方にする代表例です。
例として、日経平均が2万円台だった頃に買って10年持ち続けた場合、2024年には4万円を超えていることから、投資家が“持ち続けることで稼いだ”実例となります。
ドルコスト平均法の効果を活用する
毎月一定額で同じ銘柄やインデックスに積み立てていく「ドルコスト平均法」は、値下がり時にも買い付けができ、平均取得価格を下げてくれます。相場を読む必要がなく、感情に左右されない手法として有効です。
たとえばeMAXIS Slimシリーズなど低コストのインデックスファンドで、毎月1万円ずつ積立投資を5年以上継続している人は、トータルでプラスになっている確率が非常に高いです。
成長企業への定点観測型投資
日々の株価変動に一喜一憂するのではなく、成長性のある企業の事業内容・IR情報・決算データを定点観測し、割安と感じた時に買い増す「企業ウォッチ型投資」も有効です。
具体例として、10年前のキーエンス、オリエンタルランド、ニトリなどは、配当がなくても株価の上昇でリターンを得られた成長銘柄です。毎月決まった銘柄を見守り続けることで、投資チャンスを逃しません。
配当狙い+高配当ETFの活用
株価が読めなくても、定期的に受け取れる「配当金」に着目する投資手法もあります。例えば、三菱UFJ・JT・INPEXなどの高配当株は、株価変動があってもインカムゲインで精神的安定を得やすく、積み上げ型投資に向いています。
さらに、ETF(上場投資信託)を活用すれば、個別銘柄リスクを分散しながら高配当利回りを享受できます。例:HDV・SPYD・VYMなど。
短期売買ではなく「習慣投資」で差がつく
相場を読むことにこだわらず、「給与日には自動的に投資信託を購入」するような仕組み化が、コツコツ型投資の本質です。日々の感情を入れず、ルールに従って継続することが収益の源泉になります。
習慣化することで、タイミングに悩むことなく、相場に一喜一憂せずに済む点もメリットです。
まとめ:コツコツ稼ぐためには“相場を読まない”のが近道
確かに相場の予測は困難ですが、それでも「定額投資」「配当重視」「長期保有」「企業ウォッチ」などの戦略を実行することで、投資は“賭け”ではなく“積み重ね”になります。
成功する投資家とは、賢く読む人ではなく、賢く耐える人。乱高下の相場に惑わされず、自分の戦略を貫くことが、着実な資産形成につながります。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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