MT4で1秒足レベルの高精度バックテストを行いたいトレーダー向けに、実際に使えるツールを紹介しながら、FT6との違いや導入時の注意点をまとめました。
MT4で秒足バックテストが必要な理由
短期足を使ったスキャルピングや副次的なエントリーポイントの検証には、1秒単位での足生成が重要です。
分足では判断できないスリッページやヒゲの動きを再現することで、現実に近い結果が得られます。
MT4対応の高精度バックテストツール
1.Tick Data Suite(TDS)
MT4に完全対応し、ティックデータを使って1本ごとの足を忠実に再現します。
実例:EUR/USDのスキャル手法で、実トレードと遜色ない勝率と損益を確認できた報告あり。
2.Birt’s EA Tester
MT4上で秒足を再現しながら最適化が可能な無料&商用EAテスターです。
実例:スプレッドや遅延の調整が細かく行え、スキャル系EAのリアル性評価に活用されています。
FT6(FX Tester 6)との比較
- 汎用性:FT6は多通貨・複数チャートに対応、MT4専用ツールはMT4環境に一体化。
- コスト:FT6は高価だが完全スタンドアローン、MT4ツールはTDSやBirt’sなら比較的安価。
- 導入難易度:MT4ツールはインストールと設定がやや複雑。FT6はGUI中心で直感的。
導入のポイントと注意点
① 信頼性の高いティックデータ
データ品質がバックテスト精度に直結するため、信頼できる業者から購入することが重要です。
② スプレッド・手数料の再現
実際に取引するブローカーのスプレッドや取引コストを正確に設定することで、リアルに近い結果になります。
③ 計算時間の長さに注意
秒足データはボリュームが大きく、テストには時間とCPUリソースが必要です。
例:EUR/USD 1年間分の秒足でのバックテストに数時間かかるケースもあります。
まとめ:目的に応じたツール選びを
・MT4環境から離れずに1秒足バックテストを行いたいならTDSやBirt’sが有力
・多通貨・マルチチャートでの検証ならFT6も選択肢に
・導入後はティックデータ・手数料・計算負荷に注意し、リアリティある検証設計を心がけましょう。

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