新NISAで配当目的の長期投資ならSCHDと三菱UFJどちらが有利?初心者向けにやさしく解説

資産運用、投資信託、NISA

新NISAで長期の配当投資を始める際、米国ETFの代表格「SCHD(シュワブ米国配当株式ETF)」と、日本の大手銀行「三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)」のどちらに投資すべきか悩む人も多いでしょう。この記事では、初心者でもわかりやすいように両者の特徴を整理し、どちらが自分に向いているか判断できるようサポートします。

▼ SCHDと三菱UFJの基本情報を比較

SCHDはアメリカの優良な配当株に分散投資できるETFで、年4回の配当と一定の成長性が魅力です。
三菱UFJは国内最大級の銀行で、安定配当と今後の金利上昇に伴う利益増が期待されています。

項目 SCHD 三菱UFJ
配当利回り(2025年時点) 約3.5〜4.0% 約3.8〜4.3%
配当頻度 年4回 年2回
成長性 過去10年で年平均約10%成長 株価は堅調に推移中
為替の影響 あり(米ドル建て) なし(円建て)

▼ SCHDを選ぶメリットと注意点

SCHDは高配当+株価成長の両方を狙えるバランス型ETFとして非常に人気です。過去の実績からも、安定的なインカムゲインとキャピタルゲインの両方が得られています。

ただし、米ドル建てなので為替リスクが伴います。円高になると配当・売却益が目減りすることもあり、為替の影響を受けにくい投資をしたい人には注意が必要です。

▼ 三菱UFJを選ぶメリットと注意点

三菱UFJは日本株なので、為替リスクがなく、配当も税制優遇されやすいのが魅力です。特に、長期保有による安定配当や、国内の金利上昇トレンドが続けば、収益性もさらに高まる可能性があります。

ただし、海外ETFのような成長性はやや控えめで、国内経済の影響を強く受ける点には注意が必要です。

▼ 新NISAとの相性は?

新NISAでは非課税期間が無期限となり、配当重視の長期投資には非常に有利です。SCHDのような海外ETFでも新NISAで投資は可能ですが、配当には外国税(10%)が課され、国内税との二重課税に注意が必要です。

一方、三菱UFJなどの日本株は非課税で受け取れるメリットが大きく、新NISA制度と極めて相性が良いと言えるでしょう。

▼ 投資初心者に向いているのはどっち?

円建てでリスクが比較的少ない「三菱UFJ」は、為替を気にせずに安定配当を受け取りたい初心者に向いています。一方、長期で世界経済の成長を取り込みたい人には「SCHD」が選ばれる傾向があります。

投資額を半分ずつにして両方に分散するのも一つの手です。実際、多くの個人投資家がそのようにリスクヘッジを行っています。

まとめ

どちらも配当目的の長期投資に適した銘柄ですが、それぞれに特徴とリスクがあります。為替リスクを取りたくないなら三菱UFJ成長性も狙いたいならSCHDという選択が基本方針です。

新NISAの制度をうまく活用するためには、自分の投資スタイルに合った銘柄選びが重要です。まずは少額から始めて、長期目線で安定的に育てていくことを意識しましょう。

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