近年では、YouTubeや掲示板、SNSなどの情報を参考に個別株を購入する投資家が増えています。実際にインフルエンサーの推奨銘柄が急騰したり、ファンダメンタルズよりも“話題性”で動く相場も増加傾向にあります。この記事では、直感や情報に乗っかるスタイルで結果が出ている個人投資家の例を参考にしながら、そのリスクと戦略のポイントについて解説します。
情報発信者を信じて買ってみたら成功したパターン
例えば、投資系YouTubeチャンネルで紹介された三菱重工株を購入し2倍以上、パランティア株をある動画で知って3.5倍、Yahoo掲示板の口コミで買ったSoFiは+50%、人気のエヌビディアも+40%など、フィーリングで買ったにもかかわらず大きな利益を得たという声もあります。
これは“テーマ性”や“話題性”に乗るという意味では、モメンタム投資の一種とも言えます。タイミングさえ良ければ、直感的な投資でも一定の成果を出すことは可能です。ただし、継続的な利益を目指すにはいくつかの注意点も存在します。
うまくいっている今こそ気をつけたい落とし穴
偶然成功しているときほど、そのスタイルが“再現性のない一過性”である可能性を疑うことが大切です。SNSや動画の情報は玉石混交であり、たとえ過去に当たっていた情報源でも次も当たるとは限りません。
また、ポジティブな情報ばかりに触れてしまい、リスクを軽視する「情報の偏り」が生じがちです。今後も上昇すると信じ込んで売り時を逃し、せっかくの含み益が吹き飛ぶリスクも考慮する必要があります。
直感+情報を活かすために押さえておきたい3つの習慣
感覚的な投資を活かすには、次のようなルールやリスク管理も取り入れると安心です。
- 売却目標を事前に設定する:たとえば「+50%で半分売る」など、利益確定のラインを決めておくことで欲に流されにくくなります。
- 複数の情報源を確認する:YouTubeだけでなく、企業のIR情報、決算資料、アナリストレポートなども併用すると判断の質が上がります。
- 分散投資を意識する:1つの銘柄に過度に資金を集中させず、複数銘柄やセクターに分散してリスクを抑えましょう。
このような基本を押さえることで、たとえスタートが“フィーリング投資”であっても、より安定した資産形成につなげることができます。
短期の勝ちに惑わされず、長期的な視点も持とう
投資を始めたばかりの頃に連戦連勝を重ねていると、自分の感覚やセンスを過信してしまいがちです。しかし、相場は常に変化し、今後も同じように勝ち続けるのは簡単ではありません。
むしろ、下落局面や含み損を抱えたときにどう対応できるかが、投資家としての真価が問われる局面です。中長期的には、定期的な振り返りやルール作り、知識のアップデートが勝ち続ける鍵になります。
まとめ:フィーリング投資がうまくいっている今こそ、次の一手を考えるとき
インフルエンサーや掲示板などを参考にして直感的に投資している中で成果が出ているのは素晴らしいことです。ただ、それがいつまでも続く保証はありません。だからこそ、今後の投資判断に“根拠”や“戦略”を少しずつ加えていくことが、投資を長く楽しむ秘訣です。
感覚を信じつつ、数字や事実にも耳を傾ける。このバランスを意識することで、投資スタイルはさらに磨かれていくでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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