株式投資において短期売買を行う投資家にとって、「1分足チャート」を長期間さかのぼって確認できるかどうかは重要な要素です。しかし、ほとんどの証券会社では直近数日〜1週間程度しか1分足チャートが提供されていないこともあります。この記事では、過去3ヶ月〜4ヶ月の1分足チャートが確認できる証券会社やツール、活用方法まで詳しく解説します。
一般的な証券会社のチャート保存期間の限界
日本国内の主要証券会社(SBI証券、楽天証券、松井証券など)では、リアルタイムの1分足チャートは提供されていても、過去にさかのぼって表示できる期間は非常に限定的です。多くは過去7営業日〜30日程度までしか対応していません。
また、証券会社の取引ツールでは長期の1分足データをローカルに保存する機能がなく、トレードログの取得・検証などにも不向きです。
過去の1分足チャートを取得できる有料サービス
以下のようなデータ提供会社や高機能チャートツールを使えば、3〜4ヶ月前の1分足データを確認・分析できます。
- TradingView
Proプラン以上で、インタラクティブなチャートを使いながら、1分足データを過去4000本程度まで閲覧可能。保存機能・アラート機能も豊富。 - みんかぶプレミアム
一部の銘柄でTickデータに近い形式のチャート提供あり。 - TIC東京インベストメント・カンパニー
1分足データをCSV形式などで購入可能。分析ソフトに取り込んで使う。
証券会社のAPIやローカル保存で代替する方法
証券会社によっては、1分足チャート自体は表示できなくても、API(自動取引インターフェース)を活用することで価格情報を取得し、自動的にローカルに保存する方法もあります。
たとえば楽天証券の「MARKETSPEED II」や、SBI証券の「HYPER SBI」などでは、Excel出力やCSV保存の機能があり、手動で記録していけば履歴が作れます。
自動保存ツール・トレーディングソフトの活用
専用のトレーディングソフトを使うことで、リアルタイムの1分足データを記録し続け、過去数ヶ月分のチャートを自力で蓄積していく方法もあります。
- MetaTrader5(MT5) + スクリプト保存
- TradingView + Pine Script
- Amibroker + 外部データ連携
ただし、リアルタイムで収集を開始しない限り過去のデータは取得できませんので、今後のために準備をしておくのが賢明です。
個人投資家が利用できる現実的な選択肢
コストと操作性の観点から、以下の方法が現実的な選択肢となります。
- 無料で確認する:TradingViewの無料版でも1分足は一部遡れます
- しっかり分析したい:TradingView Proまたはデータ購入
- 今後の記録を考える:証券会社のツール+Excelで自前記録
自分の投資スタイルに合わせて、コストと機能性を天秤にかけながら選択しましょう。
まとめ:1分足チャートはツール選びが鍵。未来の分析のため今から準備を
証券会社の標準ツールでは過去数ヶ月の1分足チャートの閲覧は難しいのが実情です。しかし、TradingViewなどの高機能チャートサービスや有料データ提供を活用すれば、長期のデータ分析も可能になります。
高頻度取引やテクニカル検証を重視する方は、今のうちから自動保存体制を構築しておくことで、未来の取引精度向上につなげられるでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント