オルカン(eMAXIS Slim)とNASDAQ100に投資を検討している際、両者の米国企業の重複について気になる方も多いでしょう。オルカン(全世界株式)は、世界の株式市場に幅広く分散投資するインデックスファンドですが、NASDAQ100も米国株式に特化したファンドです。どの程度重複しているのか、またその影響について解説します。
1. オルカン(eMAXIS Slim)とは
オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は、世界の株式市場に分散投資するファンドで、先進国を中心に新興国の株式も含まれています。特に米国株の比率が高く、世界経済の成長に連動したリターンを期待できます。しかし、米国株に偏重しているため、米国経済の影響を強く受けるという特性があります。
そのため、オルカンに投資することは、米国株を中心とした幅広い分散投資を意味します。特に、米国の時価総額上位企業が多く含まれています。
2. NASDAQ100とは
NASDAQ100は、米国のNASDAQ市場に上場している最大規模の100社で構成される株価指数です。これに含まれる企業は、主にテクノロジー分野の企業が多く、Amazon、Apple、Microsoft、Facebook(Meta)など、著名な米国企業が中心となっています。
NASDAQ100は、成長性が高い企業群に特化しているため、よりリスクが高くリターンも大きいことが特徴です。
3. オルカンとNASDAQ100の重複について
オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)に含まれる米国企業とNASDAQ100に含まれる米国企業には重複があります。特に、テクノロジー関連の企業が重なっており、例えばApple、Microsoft、Amazonなどは両方に含まれています。
オルカンに投資することで、NASDAQ100の企業群の一部にすでに投資していることになります。したがって、NASDAQ100に追加で投資することで、同じ米国企業の株式に対して二重に投資していることになります。これが気になる場合は、重複を避けるためにNASDAQ100の投資割合を見直す必要があります。
4. 追加投資先としておすすめの選択肢
もし、NASDAQ100に投資することが重複していると感じる場合、他の投資先を検討することが重要です。例えば、次のような選択肢があります。
- 新興国株式ファンド:オルカンやNASDAQ100の代わりに、新興国市場に特化したインデックスファンド(eMAXIS Slim 新興国株式など)を選択すると、より広範囲に分散したポートフォリオが形成できます。
- 日本株式ファンド:もし日本市場に投資を検討する場合、日本株のインデックスファンド(eMAXIS Slim 国内株式など)を選ぶことで、米国市場への依存度を減らせます。
- 債券ファンド:リスクを抑えつつ安定的な収益を目指す場合、債券ファンド(例えば、eMAXIS Slim 国内債券など)も有効な選択肢となります。
5. まとめ:投資ポートフォリオのバランスを考えよう
オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)とNASDAQ100には、米国企業の重複部分があります。したがって、NASADAQ100に追加投資する場合、重複分を意識する必要があります。ポートフォリオの多様化を進めるためには、重複部分を避けるか、他の分野に投資を分けることが推奨されます。
また、投資の目的に合わせて、リスクとリターンのバランスを考えた運用をすることが重要です。長期的な視点で分散投資を行い、安定した成長を目指していきましょう。
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