「今が売り時か、それとも保有継続か?」株式投資を始めたばかりの方にとって、株価が上がったときの判断は難しいものです。特に、配当金を狙った長期保有と、短期的な値上がり益を狙った売却判断との間で悩むのはよくあることです。この記事では、株初心者の方に向けて、売却と買い替え戦略の基本をわかりやすく解説します。
まず考えるべきは「投資目的」
投資の判断において最も重要なのは「何のために投資しているのか」です。たとえば、安定した配当収入を得ることが目的であれば、短期的な値上がりに一喜一憂せず、長期保有を前提とした戦略が向いています。
一方で、資産の最大化や値上がり益を重視する場合は、株価が上がったタイミングで利益確定し、他の成長が見込める銘柄に乗り換えるのも有効な戦略です。
株価が上がったタイミングで売るのは「アリ」
例えば2000円の株が250円上がって2250円になった場合、約12.5%の含み益となります。利確して利益を確定させ、その資金を使って外国株に分散投資することで、為替やセクターリスクを分散できます。
ただし、売却には税金(約20.315%)がかかること、次に買う銘柄の選定にも注意が必要であることは理解しておきましょう。
「高配当株」を長期で持つ魅力とリスク
配当利回りが高い銘柄を保有することで、定期的な収入が得られる点は大きな魅力です。特に自動車関連銘柄には高配当株も多く、長期保有で総リターンを得ることも可能です。
ただし、企業の業績悪化や政策変更によって減配されるリスクもあるため、企業分析を継続的に行う姿勢が重要です。
外国株を買う際の注意点とメリット
外国株は成長性が高い分野や市場にアクセスできる点が魅力ですが、為替リスクや取引手数料、情報の取得難度などもあります。例えば米国株は高成長が期待できますが、ドル円相場が不利に働くと日本円ベースでは損失になることも。
それでも、グローバル分散の観点からは外国株投資は有効で、ETFなどを活用することでリスクを抑えることも可能です。
判断に迷ったら「一部売却」も選択肢
すべて売却するか保有を続けるかで悩んでいるなら、一部売却という方法もあります。たとえば430株のうち100株だけ売却し、残りは配当目的で保有するというのも合理的です。
こうすることで、利益確定による安心感と、今後の上昇への期待を同時に得ることができます。
まとめ:自分の投資スタイルにあった判断を
株価が上がったときの売却判断は一概に「正解」はありません。投資の目的、リスク許容度、今後の市場見通しなどを総合的に判断することが重要です。
今回のように国内株を利確して外国株に乗り換えるという戦略も十分「アリ」ですし、高配当株を長期で持つ選択もまた魅力的です。自分に合った投資スタイルを見つけて、焦らず判断していきましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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