SBI証券を利用して米国株の取引を行う際、売却後に得たドル資金を日本円に換金するには、いくつかの処理タイミングやルールを理解しておくことが重要です。特に週末をまたぐケースでは、反映日や取引可能なタイミングに差が出るため、事前にスケジュール感を把握しておくことが資金計画の鍵となります。
米国株売却後にドルが使えるようになるまでの流れ
米国株を売却すると、すぐに売却金額が「ドル建ての買付余力」に反映されると思われがちですが、実際にはT+2営業日後に受渡しが完了します。つまり、金曜日に米国株を売却した場合、通常は翌週の火曜日にドルが正式に受渡しされます。
このT+2というルールは、米国市場の決済日数に準拠しており、SBI証券でも同様に適用されます。
ドルを日本円に換金するには何が必要?
ドルでの受渡しが完了した後、SBI証券の「為替取引」画面にアクセスし、米ドルから日本円への為替振替を手動で行う必要があります。これは自動で行われるものではありません。
たとえば火曜日の朝にドル受渡しが完了していれば、同日の営業開始後に「外貨→円貨」への為替指示を出せます。SBI証券では原則1営業日で為替振替が実行され、日本円としての出金や株式購入などに使えるようになります。
週末の売却タイミングに注意
金曜日に売却すると、土日を挟むことで2営業日後=火曜日の受渡しとなります。そのため、週末中にドルを日本円に換金することは基本的にできません。
金曜夜に「ドル余力に反映されない」と感じた場合、それは通常の挙動です。焦らず火曜日以降に動くことが重要です。
よくある誤解とトラブル防止策
「売却したから即日換金できる」と誤解しているケースが多く見られます。実際には、T+2の受渡ルールに従う必要があるため、換金タイミングを見誤ると資金移動に遅れが生じる可能性があります。
また、円転時には為替スプレッドがかかるため、為替レートにも注意しておくと良いでしょう。SBI証券では為替手数料が低めですが、微差が大きな金額になる場合もあります。
まとめ:月曜日にできることと、待つべきタイミング
結論として、金曜日に米国株を売却した場合、そのドルは翌週火曜日に受渡されるのが一般的です。したがって、月曜日時点ではまだ円転できる状況にはなっていない可能性が高く、火曜日の営業開始後に為替取引を行うのが現実的なスケジュールとなります。
週末や祝日前の取引は受渡日のずれに注意し、スケジュールに余裕を持って対応することが、投資のストレスを減らすポイントです。

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