スマートフォン一つで米国株や日本株を1,000円から取引できるPayPay証券は、初心者にも人気の投資アプリです。この記事では、PayPay証券で株の売買後にどれだけ利益が出たか、あるいは損失が出たかを確認する「実現損益」のチェック方法について解説します。
実現損益とは何か?
実現損益とは、株式やETFなどの金融商品を「売却」して確定した損益のことを指します。たとえば、1,000円で買った株を1,500円で売却した場合、差額の500円が実現利益です。
反対に、1,000円で買ったものを800円で売却すれば、200円の実現損失が発生します。保有しているだけの「含み益・含み損」とは異なり、売却して初めて確定するのが「実現損益」です。
PayPay証券で実現損益を確認する手順
実現損益を確認するには、以下の操作を行います。
- PayPay証券アプリを起動
- 右下の「メニュー」をタップ
- 「取引履歴」を選択
- 売却した銘柄を選ぶと、購入額・売却額・損益が表示される
ここで表示される「損益」欄が、その取引での実現損益です。売却ごとに明確な数字で表示されるので、初心者でも見やすく把握しやすいのが特徴です。
年間の実現損益を確認したい場合
税金計算や確定申告のために、1年間の実現損益を知りたい場合は、以下の方法があります。
- 「メニュー」から「年間取引報告書」をタップ
- 年度を選んでPDFをダウンロード
この「年間取引報告書」には、1年間で発生した利益・損失・税額などが記載されています。確定申告が必要な人にとっては、非常に重要な書類です。
PayPay証券の税金処理と実現損益の関係
PayPay証券では「源泉徴収ありの特定口座」が基本となっており、利益が出た場合は自動で税金が引かれます。このため、自分で税金計算する必要は基本的にありません。
ただし、複数の証券口座を使っていて損益通算をしたい場合や、年間20万円以上の利益がある副業の扱いになる人は、確定申告が必要な場合もあります。
初心者がよくある見落としポイント
実現損益と混同しやすいのが「評価損益」です。これはまだ売っていない状態での損益であり、実際に利益や損失が出たわけではありません。
また、アプリ上で表示される利益に対して「なぜ入金額が少ない?」と感じることがありますが、それは税金が源泉徴収されているためです。
具体的な例で見る実現損益の確認
例えば、米国株のAppleを1,200円で購入し、1,500円で売却したとします。アプリの取引履歴でその売却を選ぶと、下記のように表示されます。
項目 | 金額 |
---|---|
購入金額 | 1,200円 |
売却金額 | 1,500円 |
実現損益 | +300円 |
この「+300円」が税引き前の利益となり、自動的に税額が差し引かれた残りがアカウントに反映されます。
まとめ:PayPay証券で損益を正確に把握しよう
PayPay証券ではアプリ一つで簡単に実現損益を確認できる仕組みがあります。「取引履歴」→「売却履歴」→「損益欄」をチェックすることで、いつでも取引結果が把握可能です。
税務上の確認にも役立つ「年間取引報告書」も忘れずに活用しましょう。投資は情報の把握と管理が大切。正しい情報をもとに、安心・安全な資産運用を行ってください。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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