インデックスファンドの中には分配金が出ないものもあり、運用を続けるべきか売却すべきか迷う方も多いでしょう。特に、旧積立NISAでの運用で新たに積み立てができない場合、複利効果が得られるのか疑問を持つこともあります。この記事では、分配金がないファンドの運用継続についての考え方や、複利効果の期待度について詳しく解説します。
分配金がないインデックスファンドの特徴とは?
分配金がないインデックスファンドは、運用益を再投資することで基準価額が上昇していく仕組みです。分配金がない分、資産を積み増し続けることで自然に複利効果が発揮されるため、分配金を受け取る必要がありません。
ニッセイ外国株式インデックスファンドのようなファンドもこのタイプに該当し、ファンドの基準価額が上がることで資産が増えていくのが特徴です。このように、分配金が出ないファンドは中長期の運用に向いています。
分配金がないファンドで複利効果は期待できるのか?
分配金が出ないファンドでも、ファンド内で得られた利益が自動的に再投資されるため、複利効果は期待できます。例えば、ファンドの基準価額が年々上昇すれば、元本に対してのリターンが積み重なり、結果的に複利が効く形になります。
つまり、分配金を受け取って再投資する必要がなく、基準価額が上がることで間接的に資産が増えていくため、放置しておいても複利効果を享受できます。
売却を検討するタイミングの考え方
売却を考える場合、まずは自身の投資目的やゴールを再確認することが重要です。例えば、将来的に使う予定のある資金であれば、利益が一定水準に達した時点で部分的に売却することも選択肢となります。
一方、長期的な資産形成を目的とする場合は、売却を急がず、積立NISAの非課税期間内で運用を続けることでより大きなリターンを目指すことが望ましいです。
インデックスファンド運用を続けるメリットとデメリット
分配金がないファンドを継続運用することで得られるメリットとしては、売却益に対する税金が非課税枠内である限りかからない点が挙げられます。長期運用で利益が複利で増えていくことに加え、税制メリットも受けられます。
ただし、株式市場の動向に左右されるため、基準価額が下落するリスクがある点には注意が必要です。このため、市場の変動が気になる場合には一部売却や、ポートフォリオの見直しも検討すると良いでしょう。
まとめ:分配金がないインデックスファンドの運用をどうするべきか
分配金がないインデックスファンドは、分配金を再投資する手間がなく、基準価額の上昇によって複利効果を得られる点が魅力です。特に長期運用でリターンを目指す場合には、売却を急がず運用を継続するのが一般的に推奨されます。
運用目的や資産状況に応じて、定期的なポートフォリオ見直しを行い、自身に合った運用を続けることが資産形成の鍵です。この記事が、今後のインデックスファンド運用の参考になれば幸いです。
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